Elton John(エルトン・ジョン)のおすすめ名曲・有名曲!絶対に聴くべき人気曲8選

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誰もが一度は憧れたであろう、ピアノ弾き語り。

ピアノ弾き語りと言われてパッと思い浮かぶのは、Billy Joel(ビリー・ジョエル)、アンジェラ・アキ、去年の映画『ボヘミアン・ラプソディ』で再び人々の心の中で蘇ったQueen(クイーン)のFreddie Mercury(フレディ・マーキュリー)、ユーミンこと松任谷由実あたりでしょうか。

そして、今回特集するElton John(以下エルトン・ジョン)を忘れてはいけません。

おじさまおばさま世代の多くが憧れた「あの曲」を歌っていて、

アラサー、アラフォー世代が熱狂した「あの映画」の楽曲を手がけていて、

そしてついに2019年、エルトン・ジョンの人生を描いた映画『ロケットマン』が公開されました。

今回は、エルトン・ジョンが世に繰り出した名曲から厳選した曲をボイストレーナー目線で、またミュージシャン目線で紹介していきます!

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Elton John(エルトン・ジョン)について

エルトン・ジョンの楽曲を紹介する前に、簡単にエルトン・ジョンの功績や特徴をお伝えしていきます。

世界で最も楽曲を売り上げたアーティストのひとり

エルトン・ジョンは1968年にデビュー・シングル、1969年にデビュー・アルバムを発売以降、これまでにシングルとアルバム合わせて2億5,000万枚から3億枚以上売り上げています
(※世界各国での集計値が確立されていないため、正確な数字が算出できないようです)

これはThe Beatles(ビートルズ)やElvis Presley(エルヴィス・プレスリー)、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)の次点に来る売上で、エルトン・ジョンが世界最高峰のアーティストであることの一つの目安になります。

ちなみに、日本で最も楽曲を売り上げているのはB’zです。

B’zのシングルとアルバムを合わせた売上は8262.4万枚(平成31年4月時点)に及ぶものの、活動期間の長さや英語圏ということもあって売上ではエルトン・ジョンには追いつかないようです。

ミュージシャンが憧れる数々の栄冠に選ばれている

『グラミー賞』5回受賞(34回ノミネート)。

「ロックの殿堂」入り(1994年)。

大英帝国勲章(「ナイト」の称号)受章(1996年)。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第38位。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第49位。

「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第45位。

これらの功績は、エルトン・ジョンがいかに優れたアーティストであるかを証明しています。

ロックからR&Bまで、多岐に渡る音楽性

エルトン・ジョンは、しばしば同じピアノ弾き語り系アーティストであるBilly Joel(ビリー・ジョエル)と比較されます。

これから紹介する名曲の数々からわかるよう、エルトン・ジョンの楽曲の幅はプログレッシブ・ロック系の楽曲からカントリー、アメリカン・ロック、R&B系、果ては映画音楽まで多岐に渡っています。

また、日本では「ピアノ弾き語りの人」と思われがちかもしれませんが、派手な衣装で豪快なパフォーマンスをする一面も持ち合わせています。

Rocket Man(ロケットマン)

1曲目にセレクトしたのは、エルトン・ジョンの半生を描いた映画『ロケットマン』と同名の、エルトン・ジョンの代表曲です。5作目のアルバム「Honky Château」(ホンキー・シャトー / 1972年) の5曲目に収録されている曲です。

「ホンキー・シャトー」は初の全米1位を飾り、これによってエルトン・ジョンの人気が確固たるものとなりました。

1972年4月に、シングルとしてもリリースされ、母国イギリスでのヒットシングルに恵まれなかった初期のエルトン・ジョンにとって、英国チャート2位となり、母国での成功を決定づけた曲です。

曲調はソフトなロックで、家族愛や日常生活のゆううつを歌ったこちらの曲はエルトン・ジョンを代表する名曲となっています。

ちなみに、「ロケットマン」とは宇宙飛行士のことを指しています。

未来を舞台に、これから宇宙へ飛び立つ主人公が家族としばらく会えなくなることを嘆いている歌なのですが、彼の幸せは宇宙飛行士としてのキャリアよりも、家族とふつうのひとときを過ごすことにあるようです。

And I think it’s gonna be a long, long time
(きっとずっと先のことになる)

‘Till touch down brings me round again to find
(また地上に戻ってきたときに分かるだろう)

I’m not the man they think I am at home
(僕はみんなが思う、地球にいた頃の僕とは違うって)

Oh no no no, I’m a rocket man
(あぁ、いやいや、僕はロケットマンさ)

Rocket man burning out his fuse up here alone
(ロケットマンは孤独の中で燃え尽きるんだよ)

Goodbye Yellow Brick Road
(グッバイ・イエロー・ブリック・ロード / 『黄昏のレンガ路』)

1973年、「ロケットマン」や「ホンキー・シャトー」の翌年に発表されたアルバム”Goodbye Yellow Brick Road”は8週連続で全米1位を飾りました。これはエルトン・ジョンにとって3度目のことです。

また、1973年の年の瀬には全英でも1位となり、エルトン・ジョンの最高傑作とされているアルバムのタイトルソングとなっています。

やはり曲調はソフトなロックで、歌詞には芸能界への皮肉が込められていたり、小さい頃の静かな田舎暮らしへの思いを馳せている内容となっています。

So goodbye yellow brick road
(だから「黄金の出世街道」とはお別れさ)
Where the dogs of society howl
(社交界の犬どもが吠えているような場所とはね)
You can’t plant me in your penthouse
(僕はあんたの高級マンションの住人にはなれない)
I’m going back to my plough
(僕は「自分の畑」に戻るんだ)

Back to the howling, old owl in the woods
(年寄りフクロウが鳴く、あの森へ戻って)
Hunting the horny-back toad
(イボ付きカエルを捕まえるんだ)
Oh, I’ve finally decided my future lies
(やっと決心したよ、僕の未来は)
Beyond the yellow brick road
(この「黄金の出世街道」の向こうに拡がっているんだ)

Tiny Dancer(タイニー・ダンサー / 『可愛いダンサー』)

「タイニー・ダンサー」は1971年リリースされたアルバム「マッドマン」に収録された楽曲です。

エルトン・ジョンと彼の楽曲の作詞を手がけていた盟友・バーニー・トーピンが1970年にカリフォルニアを訪れた際、バーニーの当時の恋人で、後に結婚したマキシン・フェイベルマンを意識して書いた曲と言われています。

当時の西海岸の自由で牧歌的で陽気な雰囲気を曲にしたい、こう思った2人が仕上げた曲は暖かくてメロウな曲調で、当時の白人では珍しくファルセットを駆使した柔らかい雰囲気の曲となりました。

Can You Feel the Love Tonight
(キャン・ユー・フィール・ザ・ラブ・トゥナイト / 『愛を感じて』)

エルトン・ジョンは、1994年に映画『ライオンキング』の劇中歌、主題歌を手がけました。

特に有名な2曲のうち、まず取り上げるのはこの”Can You Feel the Love Tonight”、邦題で『愛を感じて』です。

この曲で1994年のアカデミー歌曲賞、またゴールデングローブ賞_主題歌賞(Golden Globe Award for Best Original Song)も受賞しています。

それ以外にも、グラミー賞最優秀男性ポップ歌手賞をこの曲で獲得しました。

全米ビルボードチャートでは最高4位、フランスの音楽チャートではNo1になっています。

ここではあえてサビでなく2番の歌詞を取り上げますね。

There’s a time for everyone
(誰もがいつかは学ぶ)
If they only learn

That the twisting kaleidoscope
(この変化する万華鏡のように)
Moves us all in turn
(僕らを迷わせると)
There’s a rhyme and reason
(意味や理由はあるんだよ)
To the wild outdoors
(野生に生きる者達にとっても)
When the heart of this star-crossed voyager
(星の駆け巡る航海者の心が)
Beats in time with yours
(きみの心とやがては共鳴しあうのさ)

自然の摂理、生きとし生ける全てのものの因果、映画の主人公シンバが背負った宿命・・・。

まるで曲をモチーフに映画が出来たのではないかと誤解するほどに、楽曲と映画が見事にシンクロしているのが分かる素晴らしい歌詞。

確かに壮大な雰囲気な曲ですが、エルトン・ジョンが弾き語りで歌い上げるこのバージョンも捨て切れませんね。

Circle of Life(サークル・オブ・ライフ)

 

映画『ライオンキング』を彩るもうひとつの名曲は”Circle of Life”です。

曲を聴くだけで映画の光景が脳裏をかすめるのは私だけではないはずです。

この曲で表すとするならば、「生命の輪」と言うべきでしょうか。

この曲の歌詞を見ていくと、この歌に込められた深いメッセージが垣間見えてきます。

It’s the Circle of Life
(それが生命の輪なんだ)
And it moves us all
(全てのものを動かす)
Through despair and hope
(絶望と希望を貫き)
Through faith and love
(信念と愛を貫き)
Till we find our place
(自らの場所を見つけるまで)
On the path unwinding
(何度も繰り返す)
In the Circle
(その輪の中で)
The Circle of Life
(生命の輪の中で)

「生命の輪」とは、生きとし生けるものの輪廻の流れのことを示しています。

映画『ライオンキング』では、主人公・シンバの父・ムファサはスカーの策略によって死んでしまいます。
しかし、ムファサは「星になり」、シンバは見守られながらライオン・キングへと成長していきます。

親が愛情を持って子を見守り、困難を乗り越えて成長していき、いつか子は親となる。

そして、この過程こそが生きとし生けるものの輪廻の流れなのです。

あらゆる雰囲気の曲を作ることができる天才は、究極的にスケールの大きい歌をも歌い上げてしまいます。

エルトン・ジョンの魅力のひとつは、こうした楽曲を作り、歌い上げても違和感のないアーティストとしての「説得力」です。

Sacrifice(サクリファイス)

「サクリファイス」は1989年リリースのアルバム「スリーピング・ウィズ・ザ・パスト」に収録されているミディアムテンポの楽曲です。エルトン・ジョンにとって念願であった、ソロ・アーティストとして初のUKチャート1位を獲得した曲でもあります(デュエットでは1976年に「恋のデュエット」で1位に輝いている)。

ソロ名義の楽曲で初めて全英No.1となったこの曲は、ヒットソングを連発した栄光の70年代と比べて不遇の時期とも言える80年代の最後につめ痕を残した1曲です。どこか牧歌的な雰囲気のある70年代の楽曲よりも、AORのような洗練された都会的な雰囲気や穏やかな雰囲気を感じられて素敵な曲ですよね。

Candle in the Wind(キャンドル・イン・ザ・ウィンド)

「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」は、1973年リリースのアルバム「黄昏のレンガ路」に収録されている美しいバラードソングです。

作詞を担当したバーニー・トーピンとエルトン・ジョンは短い人生を駆け抜けた女優のマリリン・モンローへの捧げる曲で、バーニーはこの曲について「メディアがスターを酷使し、バッシングすることについて歌った曲」だと述べています。

リリースから24年後の1997年、エルトン・ジョンと交友があったダイアナ元英皇太子妃の逝去を弔うために歌詞を書き換えて再リリースされました。邦題「キャンドル・イン・ザ・ウインド〜ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ」として再リリースされると、日本では洋楽で異例のオリコン第一位、アメリカではビルボード14週連続1位となり、全世界でも3300万枚以上を売り上げ「世界で最も売れたCD」のひとつとなったのです。

ちなみに、このCDの売り上げは全て「ダイアナ元英皇太子妃記念基金」へ寄付されました。
エルトン・ジョンが名誉や売上に固執せず、批判精神を持ち、人と向き合って音楽活動をしているのが良く分かるエピソードです。

Your Song(ユア・ソング / 『僕の歌は君の歌』)

「ユア・ソング(邦題:僕の歌は君の歌)」は1970年リリースのアルバム「僕の歌は君の歌」に収録されているエルトン・ジョンで最も有名な曲です。
エルトン・ジョンの代名詞とも言えるこの曲が収録されたアルバムは全英4位を飾り、その後シングルカットされるとアメリカでビルボードチャート最高8位を、全英チャートでも最高7位となり、彼の名前を世に知らしめました。

エルトン・ジョンが影響を受けたレオン・ラッセルのように煌びやかで流れるようなピアノとフォークソングのような穏やかさが混ざった暖かい雰囲気が素敵ですよね。

作詞を担当したバーニー・トーピンは、当時下宿していたエルトン・ジョンの家で朝食を食べながらこの曲の歌詞を書きました。そして、エルトン・ジョンがピアノに座ってバーニーの書いた詞を読むなり、インスピレーションが滝の水のように溢れ出てわずか10分で曲を作ってしまったというエピソードは音楽ファンの間では有名です。

映画『ロケットマン』がとても面白い!

エルトン・ジョンの人生をドキュメンタリーにした映画『ロケットマン』。

監督を務めるのは去年、Queenの映画『ボヘミアン・ラプソディ』を手がけたデクスター・フレッチャー。

そして、エルトン・ジョン本人も制作総指揮をとっているのでいわば「本人公認の映画」というわけです。
(『ボヘミアン・ラプソディ』の場合は、主人公となっているフレディーはすでに亡くなっており、バンドメンバーの意見が反映されています)

グラミー賞を5度受賞したイギリス出身の世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの自伝的映画。

並外れた音楽の才能でまたたく間にスターへの階段を駆け上がっていった一方で、様々な困難や苦悩にも満ちたエルトン・ジョンの知られざる半生を、「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」や「ロケット・マン」など数々のヒット曲にのせたミュージカルシーンを交えて描いていく。

イギリス郊外の町で両親の愛を得られずに育った少年レジナルド(レジー)・ドワイトは、唯一、音楽の才能には恵まれていた。やがてロックに傾倒し、ミュージシャンを目指すことを決意したレジーは、「エルトン・ジョン」という新たな名前で音楽活動を始める。

そして、後に生涯の友となる作詞家バーニー・トーピンとの運命的な出会いをきっかけに、成功への道をひた走っていくが……。

(「映画.com」より引用)

私が『ボヘミアン・ラプソディ』で最も素晴らしいと思ったのは、映画の場面ごとに数々の名曲がしっかりと和訳付きで出てきたことです。私は洋楽を歌う機会が多いので歌詞や和訳に触れていますが、一般の方はそうとは限りません。

今回の『ロケットマン』も、エルトン・ジョンの歌や歌詞に見られるカラフルで繊細な世界観が歌だけを聴く以上に伝わってくるのでとてもおすすめですよ!特にエルトン・ジョンの曲の歌詞に興味がある方は必見です。

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まとめ

エルトン・ジョンの人気曲・有名曲の特集、いかがでしたか?

エルトン・ジョンは、実は2019年現在、世界中で巡業しているツアーが最後のライブツアーとなります。

世界屈指のシンガー・ソング・ライターが繰り出す様々な楽曲は、今までもこれからもあらゆる年代の人々を魅了すること間違いなしです。

近々エルトン・ジョンがライブ活動を引退しても、その意志は彼から大きな影響を受けたLady Gaga(レディ・ガガ)やSam Smith(サム・スミス)、Ed Sheeran(エド・シーラン)らが受け継ぐに違いありません。

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「ユア・ソング」、「ロケットマン」、「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」etc…。

今回取り上げた曲も含め、ジャンルやアーティストごとにたくさんの楽曲を聞くことが出来るのが特徴です。

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エルトン・ジョンの他にも、ビリー・ジョエルやクイーンなどの名盤・楽曲も聞き放題なのでとてもおすすめです!

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