【2021年】ピアノ弾き語り系!女性アーティストおすすめ20選

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こんにちは!ボイストレーナーのまっすーです。

以前、ギター弾き語りをする「女性シンガーソングライター20選」、「男性シンガーソングライター20選」という記事を書き、ありがたいことに好評を得るに至りました!

なので、今回は「ピアノ弾き語りをする女性アーティスト/シンガーソングライター」を徹底特集していきたいと思います。ベテランの人気アーティストから中堅〜新進気鋭のシンガーソングライターまで幅広く取り上げるのでぜひチェックしてみてください!

特に、以下のような方におすすめですよ!

  • ピアノ弾き語りに興味がある方
  • ピアノ弾き語りをしていて、色々なアーティストや楽曲を知りたい方
  • ピアノ弾き語りアーティストのプレイスタイルや歌い方の特徴に興味がある方

 

まずはベテランのピアノ弾き語り系女性アーティスト/シンガーソングライターから見ていきましょう!

【2021年】ピアノ弾き語り系!男性アーティストおすすめ20選

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【2020年】ピアノ弾き語り系!洋楽・外国人アーティストおすすめ20選

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【ベテラン編】ピアノ弾き語り系女性アーティスト

松任谷由実(荒井由実)

ピアノ弾き語り系の女性シンガーソングライターといえば最初に「ユーミン!!」が浮かぶ方が多いのではないでしょうか?

「ユーミン」こと松任谷由実(旧姓:新井由実)は1972年、まだ「ポップス」という言葉がないフォーク全盛期にシングル「返事はいらない」で荒井由実としてデビューしました。デビュー後しばらくするまで、本人は作曲家志望で表舞台に立つことを嫌がっていたものの、「ひこうき雲」、「やさしさに包まれたなら」、「卒業写真」など時と共に数え切れないほど多くの名曲を残して半世紀近く邦楽の中心的存在として活躍し続けています。

写実的かつ叙情的な歌詞、独特の歌声から紡ぎ出される心象風景、、歌詞が楽曲、歌からひしひしと伝わってくる表現が時代を超えて刺さり続けているのがユーミンの凄さです。

松任谷由実(荒井由実)のおすすめソング – ひこうき雲

荒井由実時代の1stアルバムに収録された「ひこうき雲」は、元々古いファンや年齢層が高めな方に愛されている初期ユーミンの名曲です。リリースからウン10年が過ぎた2013年。宮崎駿の映画「風立ちぬ」の主題歌として起用されると、古くからこの曲を知る人だけでなく、若い世代にもユーミンの凄まじさが波及したのが印象的でした。

ユーミンはド派手な演出のライブを行うのでピアノを弾く姿が多くは見られないのですが、この曲ではシンプルにピアノを弾き語る若き日のユーミンの姿を拝むことが出来ます。夭折(ようせつ)した友人を想って作ったとされるこの曲の歌詞、ユーミンの不安定で朧げな声、フォーク全盛期に作られたとは思えない細部に工夫がなされたコード進行・・・ユーミンの才能が溢れ出ていますね。

リバイバルヒットしたこともあってカヴァーしている方を良く見かけるので、弾き語りに興味がある方はぜひチャレンジしてみてください!

松任谷由実(荒井由実)のおすすめアルバム – 松任谷由実40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。

矢野顕子

ユーミン世代からもうひと方挙げるのは日米を行き交い、グローバルに活躍する矢野顕子です。

ポップスからジャズまで幅広い音楽性や鋭い感性を持つシンガーソングライターとして、ポップではあるけれどもとても独特で、いかにも芸術肌な雰囲気が魅力です。幼少期にピアノを習い始め、物心つく頃には即興演奏を始め、10代後半にはジャズピアニストとして売れっ子になり、キャラメル・ママ、荒井由実、吉田美奈子などのレコーディングに歌と鍵盤で参加するなどエピソードは数知れず。20代前半になると、日本が世界へ誇るユニット「YMO」にサポートメンバーとして参加し、活動の幅をさらに広げていきました。

ちなみに、夫は「YMO」を経て「教授」として有名な坂本龍一です。二人の娘である坂本美雨はラジオ好きの方ならおなじみ、Tokyo FMで朝〜昼にかけて「ディア・フレンズ」という番組のパーソナリティもこなすアーティストです。才能が凄まじい・・・。

矢野顕子のおすすめソング – ラーメンたべたい

おすすめはジャズ・ピアニスト、上原ひろみとのコラボでの「ラーメンたべたい」です。

上原ひろみも相当にぶっ飛んでいますが・・・なんというかこのお二人。ぶっ飛んでる方向性が似ていてめちゃくちゃ合っているという(笑)マイルスのオマージュのようなリフに乗せて喋るように歌う矢野、ピアノ専門のはずの上原もラーメンを食べたそうな顔で浮遊感漂うピアノで絡み合うという極上のセッションです。

矢野顕子のおすすめアルバム – ごはんができたよ

広瀬香美

冬をテーマにした楽曲がCMを通して有名になったことで「冬の女王」と呼ばれる広瀬香美。最近はYoutuberとして爆発的ヒットを叩き出しており、類稀なる高い声やパワフルな歌声、卓越した歌唱力、ピアノの腕を存分に披露しているので若い世代の間でも有名ですね。

広瀬香美は幼少期にピアノを始め、矢野顕子同様作曲やアドリブにのめり込み「クラシックの作曲家」を目指し音楽科のある中学校へ入学し、国立音楽大学へ進学しました。そこであれやこれやがあった末、卒業後、LAへ渡米し「世界一のボイストレーナー」と言われるセス・リグスと出会いました。

マイケル・ジャクソンのボイストレーナーもしていたセスの知識や技術を吸収しつつ、楽曲制作にも励んでいた際に音源が注目され日本でのデビューを果たしたのでした。その後、「ロマンスの神様」、「ゲレンデがとけるほど恋したい」「DEAR…again」などがヒットし「冬の女王」となったのです。

広瀬香美のおすすめソング – ロマンスの神様

広瀬香美が自身の曲をピアノ弾き語りしている映像が少ないです(ピアノは弾けるが表舞台ではヴォーカルに専念するアーティストが多い)。そんな中、YouTuberとして活動する中でふとしたきっかけで出会った人気ピアニスト「ハラミちゃん」とのコラボがこちらです!

私も関内のストリートピアノは時々弾き(語り)にいっていましたが、あんな環境でこんな大音量で歌える声量が注目ポイントです。でも、それ以上に凄いのは観客を煽りまくって盛り上げるライブパフォーマンスです!さすが現役のライブシンガー。皆動画を撮るのに夢中で、今そこにある音楽を楽しみきれていないことだけが悔やまれます・・・。

広瀬香美のおすすめアルバム – THE BEST “1992-2018″ + “雪” Set List Non-Stop Mix

aiko(アイコ)

aikoは歌唱力、ソングライティング力、ライブパフォーマンス、シンガーソングライターとして必要な資質が全て振り切っている超実力派アーティストです。「花火」、「カブトムシ」など、等身大の目線や心情によって描かれた厄介で可愛らしい女心が見え隠れする作風が魅力です。

aikoが凄いのはMISIAのように「明らかに上手いことが分かりにくい」点にあります。浮遊感ある歌い回し、時折見せるルーズな音程の移行、aiko節とも言える複雑なメロディラインを歌いこなす音程の良さ、感情表現豊かな歌声・・・どれを取っても卓越しているのに、おそらく一般の方に気付かれていないのが凄いんです!

aikoのおすすめソング – 花火

aikoの弾き語り動画もほとんどないものの、ラジオ番組で弾き語りしている音源はちょこちょこupされています。おすすめは初期の「花火」です。「夏の星座にぶら下がって 上から花火を見下ろして〜」という歌詞は3〜40代で音楽好きな方なら「!!」となるパワーワードです。ヒゲダンの「君の運命の人は僕じゃない〜」(Pretender)以上に当時流行りまくりました。

aikoのおすすめアルバム – aikoの詩。

奥華子

奥華子は1998年から活動しているピアノ弾き語り系シンガーソングライターです。

ストレートな歌詞やメロディ、シンプルで飾り気のない楽曲が特徴的です。柔らかい声質で楽曲同様、シンプルで素直な歌声はデビュー当時から変わらない魅力と言えます。普通、これほど流行ったり有名になってしまうと上から横からプロデュースやアレンジという名の横槍が入って、がちゃがちゃした楽曲を生み出すようになってしまいがちなのに、実直な弾き語りスタイルを一環する潔さが堪りません。

奥華子のおすすめソング – ガーネット

アニメ映画『時をかける少女』の主題歌として起用された「ガーネット」は奥華子を代表する名曲です。

映画のヒロインの友情から恋へと変わる過程や切ない別れが描かれた歌詞は、「失恋ソングの女王」と称されるだけあってとても心に滲みます。

奥華子のおすすめアルバム – ALL TIME BEST

アンジェラ・アキ – 手紙~拝啓十五の君へ~

ユーミン以上に「ピアノ弾き語り系アーティスト」を象徴する存在なのがアンジェラ・アキです。

彼女のキリっとしたメガネや端正なルックス、内向的で実直な歌詞や楽曲が織りなす雰囲気は、可愛さやセクシーさを前面に出す多くの邦楽アーティストとは一線を画していて幅広い世代から支持されています。

そんなアンジェラですが、音楽の幅を広げるために2014年に日本での活動を無期限停止し、音楽留学ののちに2020年現在はナッシュビルに住み、ミュージカルの制作に励んでいるそうです。日本ではあまり知られていませんが、ミュージカルの制作というのはアメリカの有名作曲家やプロデューサーが通るひとつの王道です。年単位の時間をかけてでも、表舞台でなくとも、良い音楽を作るために奮闘し続けるアンジェラ・アキはミュージシャンの鑑だと思います。

アンジェラ・アキのおすすめソング – 手紙~拝啓 十五の君へ~

「アンジェラ・アキ=手紙」という位、『手紙~拝啓 十五の君へ~』はピアノ弾き語りやポップスの名曲として親しまれています。NHK『みんなのうた』でも放映され、ドキュメンタリー番組も放送されていて、卒業シーズンになると必ず耳にする楽曲ですよね。

15歳頃の自分が未来の自分へ当てた手紙を元に作られたこの曲は、「人生は辛いことや悲しいことの方が多いけれど「いつだってスタートは可能だ、いつだって信じ続ける」というメッセージが込められています。一見クールに見えるアンジェラ・アキですが、ライブになると鍵盤を打楽器のように叩きながら絶唱することも。

ピアノ弾き語りに挑戦する際はぜひチャレンジしてみたい一曲ですね!

アンジェラ・アキのおすすめアルバム – TAPESTRY OF SONGS -THE BEST OF ANGELA AKI

小谷美紗子

1996年にデビューして以来、11枚のオリジナルアルバム、16枚のシングルをリリースしている小谷美紗子。

エッジが効いた尖った歌声に振り幅が広く包容力ある歌詞ゆえに、一般のリスナーのみならずミュージシャンや著名人にもファンが多いのが特徴的です。また、あらゆるミュージシャンの楽曲制作にも携わっているので名前を見かけたことがある方もいるかもしれません。

小谷美紗子のおすすめソング – 手紙

おすすめは小谷美紗子の弾き語りのベストアルバム「MONSTER」に収録されている「手紙」です。PVは小谷の父親が保管していた小さい頃の彼女の映像と今の小谷が演奏する映像とが行き交う、温度感あるノスタルジックな仕上がりになっています。

小谷美紗子のおすすめアルバム – MONSTER

川嶋あい

1000回以上の路上ライブを積み重ね、「路上の天使」と呼ばれたピアノ弾き語り系シンガーソングライター、川嶋あい。3〜40代の方にとって川嶋あいといえば「あいのりの主題歌の人!」であったり「弾き語りで全国を行き交う人」というイメージが強いかもしれません。

大人気だった恋愛ドキュメンタリー番組「あいのり」の主題歌「明日への扉」がヒットし、現在に至るまでメジャーシーンというよりも地に足を付けた活動を精力的に行う生粋のシンガーソングライターです。たとえば、阪神・淡路大震災や東日本大震災に関連した無料ライブを行ったり、発展途上国での学校建設支援など社会貢献活動にも取り組んでいたりもしています。

川嶋あいの特徴は、なんと言っても透明感溢れる真っ直ぐな歌声や歌詞です。そして、シンガーソングライターに必要な資質なのでしょうが、純粋に彼女を応援したくなるような、そんな存在感があります。

川嶋あいのおすすめソング – 旅立ちの日に・・・

「明日への扉」が有名な川嶋あいですが、実はその原曲がソロ名義で発表されている「旅立ちの日に・・・」なのです。

卒業ソングの定番曲として、ユーミンの「卒業写真」、アンジェラ・アキの「手紙~拝啓十五の君へ~」同様人気なのがこの曲です。本人次第では売れ線を歩み続けるようなアーティストになれたかもしれないのに、スターダムに見向きもせず実直にライブ活動を続ける姿勢が彼女の何よりの魅力なのかもしれません。

川嶋あいのおすすめアルバム – 15th Anniversary BEST

大塚愛

大塚愛は2000年代に一斉を風靡したシンガーソングライターです。2010年代中盤からあまり表舞台での姿をあまり見かけなくなったものの、現在でも精力的に全国各地でライブをしているようです。

大塚愛の特徴はキュートなルックスと絶妙にポップで明るい楽曲を量産出来るメロディセンスと面白いキャラクターにあります。また、ギター系の曲とピアノ系の曲のどちらもいけるのが彼女の凄さかもしれません。

大塚愛のおすすめソング – プラネタリウム

大塚愛のピアノ弾き語り系のおすすめは「プラネタリウム」です。ドラマ「花より団子」の挿入歌として起用されていたこともあり、3〜40代の方にとっては青春を象徴するような一曲なのではないでしょうか。「さくらんぼ」でキャッキャしている人と同一人物とは思えないこの振り幅もまた彼女の魅力かもしれません。

大塚愛のおすすめアルバム – 愛 am BEST, too

原田郁子(clammbon(クラムボン))

20年以上活動を続けるバンド「クラムボン」のヴォーカルと鍵盤を務める原田郁子。バンドでの活動と並行してソロ活動も行っているのでここで取り上げます。

原田郁子の特徴は浮遊感や温かさのある歌声と、疾走感や爽快感のある楽曲からバラードまで幅広い雰囲気の楽曲です。

原田郁子(clammbon(クラムボン))のおすすめソング – タイムライン

原田郁子のおすすめなピアノソングは「タイムライン」。絶妙なグルーヴ感が堪らないので選んでみたものの、なんとこの曲、一応パッケージがあるものの確認出来たのはストリーミング配信のみという・・・売り方も斬新なのがクラムボンの特徴だったりします。

改めて、この曲の何が凄いって、3人の演奏から溢れ出るグルーヴ感です。この手のグルーヴ感は歌い手が楽器をやっていないと出せない類のものだと私は考えています。3人が織りなす演奏と観客、そしてフジロックの空気感や時間帯・・・全てがシンクロした「名演」に間違いありません。

clammbon(クラムボン)のおすすめアルバム – 3peace2

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コトリンゴ

コトリンゴは映画、ドラマ、アニメのサウンドトラックやCM、ナレーションなどクリエイティブな仕事も手広く担うアーティストです。

コトリンゴの特徴は柔らかい歌声と「超絶」と言っても過言ではない凄腕ピアノのギャップ、そしてこの2つがシナジーすることで浮遊感溢れる儚げでゆらゆらとした雰囲気の楽曲です。彼女は冒頭で登場した矢野顕子や大貫妙子に通ずるものがあるように思えます。

コトリンゴのおすすめソング – 悲しくてやりきれない

コトリンゴのおすすめピアノソングは、大ヒットしたアニメーション映画「この世界の片隅に」のオリジナルサウンドトラックに収録されている「悲しくてやりきれない」です。

悲しい気持ちと優しい気持ちが同時に溢れるような、耳触りの良さと歌詞の深刻さが彼女の声やサウンドによって絶妙にバランスを保つ名曲です。

コトリンゴのおすすめアルバム – 小鳥観察 Kotringo Best

藤田麻衣子

藤田麻衣子は女性ファンの支持が高いシンガーソングライターです。

彼女の特徴は女性目線で書き上げられた説得力ある歌詞と透明感や情感溢れる歌声、ドラマチックなメロディです。恋愛ソングから応援ソングまで幅広い楽曲があり、泣きたくなるような切ない曲や落ち込んだ時に聴いて励まされるような曲の数々は、自身で歌詞も手がけるシンガーソングライターならではの楽曲と言えます。

藤田麻衣子のおすすめソング – 今でもあなたが

「今でもあなたが」は、別れた恋人への気持ちを描いた、胸が苦しくなるようなピアノソングです。「泣き歌の女王」と称されるだけあって、動画には「声を聴くだけで泣けてくる」というコメントが溢れているほど。透明感のある美声、繊細な強弱の使い方をあますところなく味わえる楽曲です。

藤田麻衣子のおすすめアルバム – 10th Anniversary Best

【中堅〜若手編】ピアノ弾き語り系女性アーティスト

南壽あさ子(なす あさこ)

2012年にデビュー以来、圧倒的な透明感が溢れる佇まいや「かわいい」でなく「可憐」という言葉が似合う歌声、ノスタルジックな曲調で多くのリスナーの心を鷲掴みにしているシンガーソングライター南壽あさ子(なす あさこ)。

洋楽ではエルトン・ジョンやトム・ウェイツ、ボブ・ディラン、キャロル・キング、邦楽でははっぴいえんどや荒井由実、山下達郎、オフコースなどを聴いて育ったというバックグラウンドも相まってどこか懐かしい雰囲気の楽曲が多いのが特徴です。

彼女の歌声や楽曲は一環して評価されているものの、時期によって楽曲のアレンジや雰囲気が結構変わることもあり、この辺はまあ・・・難しいところです(お茶を濁してみる笑)。

南壽あさ子のおすすめソング – flora

人気ゲーム「フィリスのアトリエ ~不思議な旅の錬金術士~」の OP曲として起用された「flora」。原曲はストリングスが前面に出たゲーム系の曲らしいアレンジですが、こちらのバージョンはピアノでシンプルに弾き語っているためか、より彼女の持ち味である透明感や繊細さを垣間見ることが出来ます。

ところで、シンガーソングライターの資質のひとつは「楽器ひとつで弾き語ったときに最良のパフォーマンスが出来ること」だと私は考えています。そういうアーティストだけを厳選しているので、他の方もそうなのですが、例に漏れず彼女もそのクチだなぁと、改めて思った次第です。

南壽あさ子のおすすめアルバム – forget me not

世武裕子

世武裕子は映像音楽作曲家として映画音楽、CMソング、ドラマのサントラを、それにとどまらずアーティストのサポートなども幅広く手がけるアーティストです。

パリ・エコールノルマル音楽院映画音楽作曲科で学んだという異色の経歴を持つ彼女は、映像との掛け算で引き込まれるようなノスタルジックな楽曲や真っ直ぐで伸びやかながらどこかハスキーな歌声が特徴的です。

世武裕子のおすすめソング – Hello Hello

世武裕子のおすすめピアノソングは彼女にとって初期の楽曲「Hello Hello」です。夏の風景を散りばめながら、自宅で電子ピアノを弾きながら歌うという、シンプルながらも後の奇抜さを感じさせる楽曲となっています。どこかフジファブリックの雰囲気に通ずるところもあって独自の魅力を放っています。

世武裕子のおすすめアルバム – Raw Scaramanga

ヒグチアイ

ピアノをはじめ、ヴァイオリン、合唱、声楽、ドラム、ギター、など様々な音楽に触れた後にピアノ弾き語り系ミュージシャンとして活動開始したヒグチアイ。

精力的なライブ活動を通して老若男女問わず支持を得ている彼女の特徴は、胸を刺すような言葉が飾り気なく連なった歌詞やエッジの利いた勢いのある歌声や楽曲です。

ヒグチアイのおすすめソング – 備忘録

ヒグチアイのおすすめピアノソングは「備忘録」です。エッジの利いた生々しい歌詞とピアノのアルペジオ、鬼気迫る歌が織りなす迫力は問答無用で惹かれる何かがあります。ギター系のシンガーソングライターはこういう畳み掛け方をしてきますが、女性のピアノ系シンガーソングライターでこうもガツガツ来るのは珍しいかもしれません。

ヒグチアイのおすすめアルバム – 百六十度

寺尾紗穂

バンド「Thousands Birdies’ Legs」のヴォーカルを務める傍ら、弾き語りでの活動を始めデビューした寺尾紗穂。シティーポップの先駆者であるバンド「シュガーベイブ」のベーシスト、寺尾次郎の娘であり、東大の院を出てエッセイストや映画評、書評もこなし、2018年から朝日新聞書評委員も務めるというマルチタレントぶりが凄まじいです。マルチタレントと言うと安っぽく聞こえてアレですが。

そんな彼女、優しく穏やかな曲調や歌声と、紡ぎ出す言葉の奥深さや楽曲の繊細さが特徴的です。

寺尾紗穂のおすすめソング – たよりないもののために

「たよりないもののために」はカメラマン・大森克己が初監督を務めており、アンビエント調の静謐なサウンドをバックに、優しく穏やかに歌い上げた歌声がとても心地良い楽曲です。

寺尾紗穂のおすすめアルバム – たよりないもののために

葉山久瑠実

葉山久瑠実は関西を中心に活動しているピアノ弾き語り系シンガーソングライターです。

葉山久瑠実の特徴は嫉妬や諦め、羨望といったネガティヴな感情を主題にした歌詞や楽曲とハスキーで低音が映えるどっしりとした歌声です。メジャーシーンの高い声や可愛い系が蔓延る風潮に辟易としている方にはイチオシかもしれません(笑)声が低くて地に足着いている感じがするゆえに、ネガティヴな題材の曲を歌っていてもどこか安心すら出来るという不思議な魅力の持ち主です。

葉山久瑠実のおすすめソング – 女たち

葉山久瑠実のおすすめピアノソングは「女たち」です。こちらはストリートピアノで弾き語りしているバージョンです。

あらゆる「然るべき」を求められる現在の疲弊した女性たちを掬い上げるような内容の歌詞が刺さると共に、どこか救いがあるんですよね。この言語感覚や陰鬱とした雰囲気(※褒め言葉です)を保ちつつポップな感覚や楽曲の振り幅が広がっていけば、もしかして中島みゆきのようなスケールのシンガーソングライターになるのではないかと密かに期待をしています!

葉山久瑠実のおすすめアルバム – 嫁入り困難

日食なつこ(にっしょく なつこ)

日食なつこは1991年生まれのピアノ弾き語り系シンガーソングライターです。12歳から作詞作曲を始め、高校2年の頃から地元・盛岡でライブ活動を開始し、『ストファイHジェネ祭り’09』東北エリア代表アーティストとして、ファイナルに進出したことで注目の若手株です。

彼女の特徴は力強い歌声やファルセットと地声を綺麗に行き交う歌い回し、パーカッシブなピアノが目立つ楽曲、鋭利な刃物のような歌詞です。

日食なつこのおすすめソング – レーテンシー

5枚目のミニアルバム「鸚鵡(おうむ)」のリード曲「レーテンシー」は勢い溢れるキレッキレなアレンジやサウンドになっていておすすめの一曲です。本質的にはロック寄りだと思いますが、本人がジャンルに縛られたくないのか、多様なアプローチでグイグイ攻めてくるのが堪りません。

日食なつこのおすすめアルバム – 鸚鵡(おうむ)

NIKIIE(ニキー)/ REIS(レイス:DADARAY)

NIKIIE(ニキー)は幼少期からピアノを始め、16歳に作詞作曲やバンド活動を始めた後、2010年にデビューしたピアノ弾き語り系アーティストです。2017年からは休日課長(ゲスの極み乙女。)率いる音楽ユニット「DADARAY(ダダレイ)」に「REIS(レイス)」名義で参加しています。

NIKIIE / REISの特徴は伸びやかでキュートな歌声とど真ん中なポップスを紡ぎ出すソングライティング力です。後の「DADARAY」では、楽曲やアレンジのクオリティが彼女の良さをより一層引き出していて違った良さが垣間見れます。

NIKIIE(ニキー)のおすすめソング – Colourful

春らしい疾走感や清涼感溢れる「Colourful」はNIKIIE名義の楽曲の中でも特にポップでキャッチーな一曲です。ただ、この時期はえぐみや癖みたいなものがあまりなく、それもあってか一旦メジャーシーンから消えてしまいます。

NIKIIE(ニキー)のおすすめアルバム – Pianism

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DADARAYのおすすめソング – 美しい仕打ち

時を経てDADARAYに加入し、流れは一変します。代表曲である「美しい仕打ち」はNIKIIE時代に足りなかったえぐみも癖も存分に出ていてREISの存在感が際立っています。

洗練された心地よいメロディーラインやアレンジメント、独特の歌詞や美しい歌声・・・。このサウンドを手がけているのは・・・天才・川谷絵音です。色々あったので世間ではどう思われているか分かりません。しかし川谷絵音は小室哲哉やつんく、小林武史、中田ヤスタカのラインに並ぶほど卓越したメロディーセンスやプロデュース力の持ち主です。彼だけの功績ではないですが、明らかに第一線のサウンドになっているという点でこの曲は見逃せません。

DADARAYのおすすめアルバム – DADASTATION

中村佳穂

人気バラエティ番組「関ジャム 完全燃SHOW」での出演をきっかけに話題となっているシンガーソングライター中村佳穂。幼少期にピアノを始め、20歳から作曲を始めた後、弾き語りをするようになりました。ソロ、デュオ、バンド、活動形態によって姿を変えるような演奏が多くのリスナーを虜にしています。最近では米津玄師、King Gnu・井口が取り上げただけでなくAppleのCMタイアップが決まり、おそらくこの記事のアーティストの中で最も勢い溢れる存在かもしれません。

エレクトロ寄りのアプローチでピアノ弾き語りをするのが特徴的で、くるりの岸田繁に誘われ「京都音楽博覧会 presents MIYAKO MUSIK vol.1」に出演を果たすと、2016年には夏フェスの代表格である「FUJI ROCK FESTIVAL」も出演。その勢いのままにtofubeatsやgroup_inouのimai、ペトロールズの作品に参加し、一般のリスナーだけでなくミュージシャンの間でもホットな存在となっています。

中村佳穂のおすすめソング – AINOU

中村佳穂のおすすめピアノソングはアルバムと同タイトルの「AINOU」です。同アルバムの「きっとね!」がリード曲なのかもしれませんが、彼女が演奏する姿やバンドの雰囲気をより味わえる「AINOU」をチョイスしました。

語りかけるように歌いながら完全にフジロックの観客をグッと引き込み、2:00頃からバンドインして浮遊感あるバンドサウンドへ移行して畳み掛けていく姿・・・。すでに波は来ていますが、もっと来ること間違いなしです!

中村佳穂のおすすめアルバム – AINOU

まとめ:ピアノ弾き語り系アーティスト、アツいです!

大御所から新進気鋭の若手まで、あらゆるタイプのピアノ弾き語り系アーティスト / シンガーソングライターを厳選して20名紹介してみました!

彼女たちの存在や楽曲を知っていたら音楽通間違いなしです。どのアーティストも個性豊かで見どころ溢れる方ばかりなのでぜひ音源をチェックしてみてくださいね!

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ピアノ弾き語りのすすめ

また、今回紹介したアーティストのように弾き語りしてみたいと思った方はぜひおすすめの電子ピアノの記事ピアノ弾き語りを簡単に覚えるためのコツや練習方法の記事もチェックしてみてくださいね!ピアノ弾き語りの需要は年々高まっていて、私のボイストレーニングの生徒さんにも一からチャレンジして簡単な弾き語りが出来るようになった方が少なからずいます。

そして、ポップスピアノが弾けるとバンドやユニットでも重宝するのでミュージシャンから引っ張りだこになります。電子ピアノは4〜5万円ほどで入手出来、本体を立てかけて保管出来る卓上タイプを選べばギター以上に場所を取りません。今回紹介したアーティストの中には10代後半〜大人になってからピアノを始めた方もいます。興味のある方は家にいる時間が多くなりがちな今が始めるチャンスかもしれません。

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