遅めの梅雨が明けていよいよ夏本番になりました。
徐々に暑い日が増えてきた中で、夏になると歌いたくなったり聴きたくなったりする曲って出てきませんか?
昔の曲から最近の曲まで夏にぴったりな曲はこの暑苦しさを取っ払ってくれる力があるように思えます。
ところで、夏にぴったりな「夏うた・夏ソング」と言ってもノリノリでアップテンポな曲からしっとりとしたバラードまで色々な曲があります。
そこで今回は現役のボイストレーナー、ヴォーカリストである私が厳選した「夏に歌いたいカラオケの定番・名曲ソング」と題して夏にぴったりな曲をご紹介していきます!
男性・女性・デュエットの曲をそれぞれ発売年が古い順にお届けしていきます。歌やカラオケ目的の方だけでなく「色々な夏うたを聴きたい、知りたい!」という方にもおすすめの内容となっていますのでぜひ最後までお楽しみください。
夏に歌いたいカラオケの定番・名曲ソング【男性編】
大滝詠一 – 君は天然色(1981)
「君は天然色」は1981年にリリースされた大滝詠一の代表曲です。リリースされてから現在まで約40年に渡ってCMやドラマ等で起用されたり様々なアーティストにカバーされたりと、時代を超えて人々を魅了する名曲です。
「ナイアガラ・サウンド」と言われる重厚かつ洗練されたアレンジに、伝説のバンド「はっぴぃえんど」の松本隆による秀逸な歌詞が堪りません!
山下達郎 – 高気圧ガール(1983)
大滝詠一の後輩分にあたるシティ・ポップ、Jポップの代表格である山下達郎は「夏うた」の名曲を量産しています。
その中から今回ご紹介するのは1983年にリリースされた「高気圧ガール」です。
1983年に全日空のCMソングとして起用され、同年にリリースされた名盤「Melodies」にも収録されています(このアルバムには山下達郎の曲で最も有名であろう「クリスマス・イブ」も収録されている)。
アカペラコーラスとパーカッションで始まるアレンジ、からっとした夏を想起させる爽やかな雰囲気が魅力的です。
TUBE – シーズン・イン・ザ・サン(1986)
「夏と言えば、TUBE!TUBEと言えば夏!」と言うほど夏の風物詩的な存在であるロックバンド、TUBE(チューブ)。そんなTUBEの夏うたの代表曲と言えば1986年にリリースされた「シーズン・イン・ザ・サン」です。
この曲は歌番組「ザ・ベストテン」などで1位に輝き、TUBEにとって出世作となりました。
爽やかなサウンドや伸びやかな歌声が夏らしさを放っています。
TUBE – あー夏休み(1990)
「夏と言えば、TUBE!TUBEと言えば夏!」ということで、夏うたのヒットメーカーであるTUBEからもう一曲。1990年にリリースされた「あー夏休み」も見逃せません!
ひと夏の思い出がテーマとなっていて、突き抜けるような高い声やどこか昭和感が漂う(※リリースは平成初期)独特なアレンジや節回しが世代を超えて愛されています。
サザンオールスターズ – 真夏の果実(1990)
TUBEと同じく夏うたの名曲を紡ぎ出してきた日本屈指の人気グループ、サザンオールスターズ。サザンの夏うたの中でも特に人気が高いのが1990年にリリースされたヴォーカルの桑田佳祐が監督を務めた映画「稲村ジェーン」のテーマ曲でもある「真夏の果実」です。
夏の終わりの夕暮れを連想させるような切なさ漂う雰囲気と、ずっしりと響く低音から息っぽい裏声まで駆使する情熱的な歌い回しは世代を超えて愛されており、有名アーティストもこぞってカヴァーしています。
井上陽水 – 少年時代(1990)
Jポップの大御所、井上陽水の代表曲「少年時代」は音楽の教科書にも掲載されるほど国民的な夏うたとしておなじみです。
井上陽水の語感が冴え渡る「風あざみ」、「夢花火」といった歌詞とゆったりとしたピアノ、包容力や透明感溢れる歌声が夏の終わりを連想させます。
せかせかと慌ただしくなってしまいがちな夏の昼下がりに、扇風機の風を浴びアイスキャンディーをかじりひと休みしながら聴きたくなるような名曲です。
JAYWALK – 何も言えなくて…夏(1991)
JAYWALK(ジェイウォーク)によって1991年にリリースされた「何も言えなくて…夏」は別れた恋人への未練を切なげに歌った思いっきり泣ける名曲です。
中村耕一の渋くて味のある歌声には最近の軽めで高い声のヴォーカル全盛の邦楽にはあまり見られない、有無を言わせぬ説得力があります。
class – 夏の日の1993(1993)
classによって1993年にリリースされた「夏の日の1993」は、90年代を代表する夏うたの名曲です。
ドラマ「君といつまでも」やセゾンカードのCMソングとして起用され、ラジオや有線でのリクエストが殺到したことで大ヒットしたこの曲は夏を彷彿とさせる爽やかなメロディや「ナインティナイスリー(1993)」という、どこかバブル感漂う耳心地の良いフレーズがクセになります。
スピッツ – 渚(1996)
幅広い年代から愛されるロックバンド、スピッツは夏うたの名曲も数多く出しています。その中から今回ご紹介するのは1996年にリリースされスピッツのシングルとして初めてオリコン1位に輝いた「渚」です。
優しく儚げな草野マサムネのヴォーカルと浮遊感あるサウンドが織りなす独特の雰囲気が堪りません!
T.M.Revolution – HOT LIMIT(1998)
T.M.Revolutionによって1998年にリリースされた「HOT LIMIT」は、黒い帯を全身に巻いた衣装で熱唱するPVが印象的な楽曲です。
刺激的な歌詞と90年代っぽいキャッチーでテクノ風なサウンドゆえに長年「なつ歌」として愛されています。
ゆず – 夏色(1998)
今やナンバー1人気デュオとしておなじみ、ゆずによって1998年にリリースされた「夏色」は、夏にカラオケで必ず耳にすると言っても過言ではないほど定番の一曲です。
アップテンポで賑やかかつ爽やかな雰囲気、Aメロ〜Bメロ〜サビとどんどん気持ちが高まっていく展開は歌っていても聞いていてもノリノリになってしまいます!カラオケの一曲目で歌うと特に盛り上がるのでキーは高めですがぜひチャンレンジしてみてくださいね!
ポルノグラフィティ – ミュージック・アワー(2000)
人気バンド、ポルノグラフィティーによって2000年にリリースされた「ミュージック・アワー」は、夏を感じさせてくれるアップテンポな夏ソングです。
ポカリのCMソングとしても起用された甘酸っぱくて思わず頷きたくなるような歌詞、軽やかな歌声やノリノリな雰囲気が堪りません!
桑田佳祐 – 波乗りジョニー(2001)
サザンオールスターズのヴォーカル、桑田佳祐のソロ名義の夏の名曲と言えば「波乗りジョニー」です!
高揚感のあるピアノとギターによるイントロ、緩急の効いたメロディー、情熱的なBメロからサビへかけての流れなど、聴いていても歌っていてもとても楽しい一曲です。
B’z – ultra soul(2001)
邦楽ロックの頂点に君臨し続けるB’zの夏の名曲と言えば「ultra soul」を最初に思い出す方が多いのではないでしょうか?
世界水泳のテーマソングとして起用されたこの曲は夏の定番ソングのみならず、カラオケでも盛り上がる曲として広い世代から支持されています。カラオケの選曲で迷ったらコレを入れることで盛り上がること間違いなしですよ!
BUMP OF CHICKEN – 天体観測(2001)
人気ロックバンド、BUMP OF CHICKENの「天体観測」は、主にアラサーからアラフォー世代にかけて絶大な人気を誇る2000年代の名曲です!
今どきの楽曲と比べるとキーが低めなせいか、歌が苦手な方や声が低い方がよくカラオケで選曲する傾向にあります。AメロやBメロの一部はかなり低いので、女性が歌うには少しキーを上げてみると歌いやすくなるはずです。この曲はカラオケの終盤にかけて歌うことで盛り上がれる印象があります。
RIP SLYME – 楽園ベイベー(2002)
アラサーからアラフォー世代にとって「ラップ」と言われてパッと思いつく夏うたの一つが「RIP SLYME」の「楽園ベイベー」ではないでしょうか?
陽気でリズミカルなギターと細やかなビートを基調としたバンドサウンドとキャッチーでユルめなヴォーカルが気持ち良くハマっていてとても夏らしい一曲です。
ケツメイシ – 夏の思い出(2003)
「ラップ」と言われてパッと思いつく夏うたがもう一つ。それは2003年にリリースされたケツメイシの「夏の思い出」です。
今聴いても全く色あせないスイートなシンセやカッティングギターのサウンド、「楽園ベイベー」以上にゆったりとしたビートが夏の夕方や夏の終わりにぴったり!
肩の力を抜いてユルい雰囲気でさらっとカラオケで歌えたら盛り上がること間違いなしですよ!
ORANGE RANGE(オレンジ・レンジ) – 上海ハニー(2003)
J-POPには「沖縄系」と言われるジャンルが確立しています。BEGINやモンゴル800、HY、そして2000年代に最も勢いがあった沖縄系バンドと言っても過言ではないオレンジ・レンジを忘れてはいけません!
彼らは怒涛の勢いでキャッチーでポップな楽曲をリリースし続けましたが、その中でも2003年にリリースされた「上海ハニー」はイケイケなサウンドや心地良いメロディーがカッコ良い夏うたです。
湘南乃風 – 睡蓮花(2007)
夏になると必ずと言って良いほど耳にするのが湘南乃風の「睡蓮花」です。
繊細でしっとりとした出だしが和テイストでカッコ良い・・と思いきや!そこからタオルを振り回してガンガン盛り上がる展開が堪りません!
カラオケで歌うと盛り上がることなしですが一人で歌うのはちょっと疲れるかもしれません。ぜひ周りを煽って合いの手を入れてもらいながら歌うことをおすすめします。
Mr. Children – HANABI(2008)
老若男女問わず人気のバンド、Mr. Children(以下「ミスチル」)の「HANABI」はミスチル屈指の夏の名曲です!
・・・とはいえ「innocent world」や「シーソーゲーム」なんかも良いですよね(ミスチル好きw)。
人気ドラマ「コード・ブルー」の主題歌にもなっているこの曲は大人しく爽やかなイントロから始まり、高揚感のあるBメロやサビが魅力です。他のミスチルの曲と比べて若干キーが低めなので高い声が苦手な方、声が低めな方にも歌いやすくおすすめですよ!
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE – 花火(2012)
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEによって2012年にリリースされた「花火」切なさや淡さが漂う夏にピッタリのバラードです。
歌がフューチャーされているので歌唱力に自信がある方はぜひカラオケでチャレンジしてみましょう!高い声やファルセット(裏声)は練習していくと出やすくなるのでこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
桐谷健太 – 海の声(2015)
携帯メーカーauのCMソングとして一躍話題となった桐谷健太の「海の声」。この曲は2010年代を代表する夏うたとして夏になると度々耳にします。
情熱的でまっすぐ丁寧に歌い上げる桐谷健太の歌声と、ピアノと三線、ギターの温かいサウンドがなんとも心地良いですよね。
夏ソングとしてももちろんですが、メロディラインが簡単でキーも低いので声が低い方や歌が苦手な方にもイチオシですよ!
Mrs. GREEN APPLE – 青と夏(2018)
若年層から圧倒的な支持を受けているロックバンド、Mrs.GREENAPPLEの「青と夏」は平成の最後を飾る夏うたの名曲です。
バンドサウンドにストリングスやシンセがふんだんに盛り込まれたキャッチーでポップなサウンド、ヴォーカルを務める大森さんの爽やかかつエモい歌声が堪りません!
夏に始まる恋を連想させるこの曲は夏うたとしてはもちろん、応援ソングとしても屈指の人気を誇っているので歌に自信がある方、高い声が得意な方はぜひチャレンジしてみてくださいね!
夏に歌いたいカラオケの定番・名曲ソング【女性編】
ピンク・レディー – 渚のシンドバッド(1977)
歌謡曲やフォークソングの全盛期に登場し、日本の伝説的アイドルとして一時代を築いたピンク・レディー。彼女たちが放った昭和を代表する夏うたといえば「渚のシンドバッド」です。
ロックンロール調な軽快な楽曲にセクシーな見た目、かわいい振り付けや佇まいが絶妙なバランスで同居したこの曲はオリコン1位を獲得し、日本中に「ピンク・レディー旋風」が吹き荒れたとか。
四半世紀以上の時を経てもなお、いまだに良く耳にする夏を代表する楽曲です!
キャンディーズ – 暑中お見舞い申し上げます(1977)
ピンク・レディーと並べて語られることの多いもう一つの伝説的アイドルがキャンディーズです。
彼女達の代表曲である「暑中お見舞い申し上げます」は底抜けに明るく爽快感に溢れた曲調で、綺麗で可愛らしい声で彩られたコーラスが特徴的です。
若い年代の方には馴染みがないかもしれませんが、夏にスナックを訪れると必ず耳にすると言っても過言ではない夏の大定番と言っても過言ではありません!
松田聖子 – 青い珊瑚礁(1980)
ピンの女性アイドルの中で現在進行形で活躍するレジェンドといえば松田聖子です。
先ほどご紹介した「渚のシンドバッド」や「暑中お見舞い申し上げます」から数年経ってリリースされた「青い珊瑚礁」は今でもなおしょっちゅう耳にする邦楽を代表する夏ソングです!
伸びやかで爽やかな高音、夏や海を連想させる煌びやかな演奏、甘くて若々しい歌詞etc…どこを取っても素晴らしい特徴に満ち溢れています。
カラオケでスカッとしたい方、高い声が得意な女性は夏の時期にぜひチャレンジしてみてくださいね!
早見優 – 夏色のナンシー(1983)
早見優によって1983年にリリースされた「夏色のナンシー」は、アイドルがエレクトロポップな曲を掲げてCMやテレビで大活躍したことで当時、大きなインパクトを与えました。
ここまでご紹介したアイドルの面々だけ見ても、1970〜80年代のレジェンド達は歌唱力やカリスマ性が違うなぁと思わず感心してしまいます。作詞作曲は当世一流の「先生」が、演奏やアレンジも気合とセンスが篭った演奏で、今聴いても色あせません。
PRINCESS PRINCESS – 世界で一番暑い夏(1987)
アイドル全盛期から少し経つと、今度はガールズバンドのブームがやってきます。
今回はその中でも最も勢いのあった「プリンセスプリンセス(以下「プリプリ」)」の「世界でいちばん熱い夏」を取り上げます!
曲名の通り、疾走感溢れるロックな楽曲に勢い溢れる歌声、、昭和から平成にかけてのノスタルジーが蘇りますね!カラオケで歌ったら盛り上がること間違いなしの一曲です!
松任谷由実 – 真夏の夜の夢(1993)
日本を代表する女性シンガーソングライター、松任谷由実の90年代を代表する夏うたの名曲といえば「真夏の夜の夢」です!
視聴率30%越えの人気を博したドラマ「誰にも言えない」の主題歌として起用されたオリエンタルで妖艶な雰囲気溢れる曲調は唯一無二。
この曲はキーが低めなので高い声が苦手な方や声が低めな方にとてもおすすめです!
ZARD – 揺れる想い(1993)
若くしてこの世を去ってしまったものの、未だに人気が非常に高いZARDによって1993年にリリースされた夏うた「揺れる想い」。この曲は中高年の方から若い方まで満遍なく有名ではないかと思います。
ゆったりとした爽やかなハードロック調なサウンド、透明感溢れていて凛とした佇まいや歌声は後にも先にもZARDオンリーです!
ポカリスエットのCMソングとして起用されただけでなく、歴代のポカリスエットのCMソングの中で最高の売り上げを誇っていることでも有名な90年代を代表する夏ソングと言えるでしょう。
大黒摩季 – 夏が来る(1994)
ハードロックやブルースをバックボーンに持つ実力派ヴォーカリスト、大黒摩季によって1994年にリリースされた「夏が来る」。
ZARDはかわいい系、爽やか系担当ならば大黒摩季は強くカッコ良い系を担っていたのでしょう。
ラテンとロックが入り混じったエキゾチックな雰囲気を纏ったこの曲は、リリースから現在に至るまでCMソングとして度々起用されてきたので知っている方も多いのではないでしょうか?
JUDY AND MARY – Over Drive(1995)
解散から20年近く経った今なお幅広い年代から圧倒的な支持を受ける伝説的ロックバンド、JUDY AND MARY。
彼らを代表する夏の名曲といえば・・・たくさんあって迷う!w
今回はその中から1995年にリリースされた疾走感溢れたサウンドが魅力的な「Over Drive」をご紹介します。
思わず開放的な気分になるのはヴォーカルを務めるYUKIの底抜けに明るい歌声やどこか幻想的で心が軽くなるような歌詞、TAKUYAならではの才能溢れるギターなどが織りなすマジックのせいかもしれませんね!
安室奈美恵 – You’re my sunshine(1996)
1990年代の音楽を語る上で最も欠かせないアーティストのひとりが、まさに「天下を取った」と言っても過言ではない安室奈美恵です。
安室奈美恵によって1996年にリリースされた「You’re my sunshine」は、当時ミリオンセラーを連発し全盛期だった名プロデューサー、小室哲哉が作詞作曲プロデュースを務めた夏を代表する名曲です。
夏を連想させる軽快なダンスナンバーですが、実はこの振り付け、あのKABAちゃんが務めているのです!
カラオケではぜひテンションを上げてノリノリで歌っていきましょう!!
PUFFY – 渚にまつわるエトセトラ(1997)
1997年にPUFFYによってリリースされた「渚にまつわるエトセトラ」は90年代を代表する夏うたです。
なんと作詞は井上陽水、作曲は奥田民生という豪華布陣にして「カニ食べ行こう」というサビのフレーズがなんとも印象的なこの曲。改めてじっくり聴くとゴキゲンなベースにカッティングギター、存在感あるオーケストレーションのサウンドが楽曲を盛り立てているのが分かります。
幅広い年代にウケが良い曲なのでぜひカラオケでチャレンジしてみると良いですよ!
aiko – 花火(1999)
幅広い世代から支持を得ているシンガーソングライター、aiko。個性溢れる名曲を量産し続ける中で初期の夏ソングとして人気なのが「花火」です。
「夏の星座にぶらさがって 上から花火を見下ろして」というフレーズ、ジャジーなピアノ、可愛らしい歌い回しetc…どれを取ってもaikoはaikoと言わんばかりの圧倒的オリジナリティーに驚かされます。
元気でポップなのにどこか切ない雰囲気が漂うこの曲はカラオケでも定番となっていますよ!
Whiteberry – 夏祭り(2000)
2000年に突如チャートに登場してブームを巻き起こしたガールズバンド、Whiteberryの「夏祭り」。
実は原曲はJITTERIN’JINNによって1990年にリリースされていて、Whiteberryのバージョンはカヴァーなのはご存知でしょうか?
プロ野球チームの東京ヤクルトスワローズや高校野球の応援歌としても親しまれており、原曲のリリースから30年以上が過ぎているにもかかわらず夏になると必ずと言って良いほど耳にする夏ソングの大本命です!
甘酸っぱい歌詞をノリノリで歌ってぜひ盛り上がっていきましょう!
ZONE – secret base ~君がくれたもの~(2001)
「夏祭り」の翌年に人気ドラマ「キッズウォー」の主題歌として話題になり、その勢いのまま当時最も流行った曲のひとつがガールズバンド、ZONEの「secret base 〜君がくれたもの〜」です。
この曲が凄いのは、当時から常にカラオケランキングの上位に位置しながら、2011年にアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のエンディングでカヴァーが起用されリバイバルヒットして以降、現在に至るまで人気を維持しているところです。
大切な人と離れ離れになる情景が描かれた歌詞とゆったりとしたテンポはついつい繰り返し聴きたく、あるいは歌いたくなってしまいます。
夏川りみ – 涙そうそう(2001)
沖縄系ポップスの代表格である実力派アーティスト、夏川りみによって2001年にリリースされた「涙そうそう」は全国的にヒットするまで2〜3年かけてじわじわと人気が波及したという珍しい売れ方をした夏の名曲です。
曲名の「涙そうそう」とは沖縄の言葉で「涙がポロポロと止まらない」という意味で、曲名の通り、穏やかながらもどこか哀愁漂う独特の曲調が堪りません。
琉球民謡や演歌をバックボーンに持つ夏川りみの歌声は緩急が素晴らしく、彼女のように歌うのは至難の技ですが、曲の流れに身を任せて気持ちを込めて歌い上げると心安らかになるかもしれませんね。
大塚 愛 – プラネタリウム(2005)
2000年代に人気を博した女性シンガーソングライターの大塚愛の夏の名曲と言えば「プラネタリウム」です。
大ヒットドラマ「花より男子」の挿入歌として起用されたので耳にしたことのある方が多いのではないでしょうか?
切なく儚げな雰囲気なのでカラオケでは敬遠してしまうかもしれませんが、実はサビで演奏が明るくなるアレンジが施されているため場の雰囲気を保てるタイプのバラードだったりします。
バラードを歌うのが苦手な女性はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
YUI – SUMMER SONG(2008)
大塚愛と同じく、2000年代を代表する女性シンガーソングライター、YUIの有名曲「SUMMER SONG」は爽やかなギターサウンドが心地良い夏うたです!
これから夏休みがやってくる!という楽しい気持ち、これからの恋に期待したくなる高揚感、青春まっさかりの学生さんも青春なんて忘れてしまった大人も、無邪気に口ずさめば気持ちも高まること間違いなし!
ギターにご興味のある方はぜひこちらの記事も覗いてみてくださいね!
AKB48 – ポニーテールとシュシュ(2010)
今の主流は乃木坂や欅坂かもしれませんが、約10年前のAKB48は社会現象というほど流行りに流行っていました。そんなAKB48の中でも夏ソングとして人気が高いのが「ポニーテールとシュシュ」です。
センターは高橋みなみと前田敦子が務めており、底抜けに明るい曲調と全盛期ならではの圧倒的なオーラや魅力に溢れています。
今でも幅広い世代からの人気を誇っているのでぜひ振り付きも覚えてカラオケで歌ってみてはいかがでしょうか?
SHISHAMO – 君と夏フェス(2014)
人気ガールズバンド、SHISHAMOによって2014年にリリースされた2010年代の夏ソングの定番が「君と夏フェス」です。
好きな人と一緒に夏フェスに行く青春全開なシチュエーションがテーマの歌詞やSHISHAMOならではのアレンジ、柔らかくて可愛らしい歌声が堪りません!
大原櫻子 – 真夏の太陽(2015)
若手の実力派歌手、大原櫻子によって2015年にリリースされた「真夏の太陽」は若い世代にとって夏うたの定番となっています。
大原櫻子の可愛らしくも緩急溢れる歌唱力、爽やかなバンドサウンドが心地良いですね!
サビのファルセットを軽やかに出せるよう意識してみるのがコツです!
乃木坂46 – 裸足でSummer(2016)
人気アイドル、乃木坂46によって2016年にリリースされた「裸足でSummer」は、これまでの楽曲とは異なる雰囲気が特徴的な夏ソングです。
女性に振り回される恋心が男性目線で描かれている歌詞や底抜けにEDM系のサウンドを取り入れた明るい曲調が夏にぴったりですね!
井上苑子 – ナツコイ(2016)
若者に人気の女性シンガーソングライター、「そんちゃん」こと井上苑子の「ナツコイ」は若年層にとって夏ソングの大定番です。
ドラマ『こえ恋』のエンディングテーマとして起用されたこの曲は、恋が始まって世界がきらめき出す前向きな女心が描かれています。
爽やかで可愛らしい雰囲気が眩しいですね!
日向坂46 – ドレミソラシド(2019)
人気アイドル、日向坂46によって2019年にリリースされた「ドレミソラシド」はこれから夏ソングの定番になる予感がする夏にピッタリな一曲です。
クラブミュージックの要素を取り入れた豪華な打ち込み系サウンドに爽やかなバックコーラス、ポップでキャッチーなメロディや歌詞が清涼感を醸し出しています。
この曲は振り付けも一緒に覚えてカラオケで歌うと楽しいかもしれませんよ!
ヨルシカ – ただ君に晴れ(2018)
2020年現在、最も勢いのあるアーティストのひとつがロックバンド、ヨルシカです。メディアでゴリ押しせずに主に中高生の間で人気を培っていった彼らが繰り出した夏ソングが「ただ君に晴れ」です。
夏ソングといえば皆でワイワイ盛り上がる賑やかなアップテンポの曲が多いのですが、こちらはアップテンポにもかかわらずどこか影のあるサウンドが特徴的です。
力の抜けた透明感溢れる歌声や短編小説のようなノスタルジックな歌詞は思わず引き込まれる引力や普遍性に溢れています。
夏に歌いたいカラオケの定番・名曲ソング【デュエット編】
石川優子とチャゲ – ふたりの愛ランド(1984)
CHAGE and ASKA(チャゲ・アンド・アスカ)のチャゲと石川優子による異色のデュエットで一躍流行った「ふたりの愛ランド」。
当初はチャゲが一人で歌うつもりだったはずが、大人の事情によってJALのCMソングの経験がある石川優子と組むことになりコラボが実現したようです。
80年代風なシンセベースやシンセドラムによる電子音が目立ったバブリーでギラギラしたサウンドにポップでキャッチーなメロディや美しいハモりが堪りません!
井上陽水&安全地帯 – 夏の終わりのハーモニー(1986)
大御所のシンガーソングライター、井上陽水と師弟関係にあたる安全地帯のデュエットでリリースされた「夏の終わりのハーモニー」。作詞を井上陽水が、作曲を安全地帯の玉置浩二が手がけているという豪華過ぎるこの曲は夏の名曲として長年に渡り衰えることなく人気を保っています。
かなり低めな声で歌い出し、サビへ向かって徐々に熱を帯びていく綺麗なメロデイや歌詞、シンプルながらもインパクトのあるハーモニーが堪りません!
高音至上主義と言っても過言ではない今の音楽に耳が慣れているリスナーが聴いたら、声が低過ぎて驚くかもしれません。しかし、この声の低さが今の音楽とは一味違ったどっしりとした存在感や大人の男の色気を醸し出しているのです。
DAOKO × 米津玄師 – 打上花火(2017)
近年において社会現象的な人気を博した米津玄師とニコニコ動画出身の歌い手、DAOKOによるデュエット、「打上花火」は若い世代にとって夏ソングの定番として人気を誇っています。
映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌として起用されたこの曲は米津玄師の柔らかくて包容力ある歌声とDAOKOの透明感溢れる歌声が非常にマッチしています。
夏の終わりの恋と打ちあがっては消えていく花火が描かれた儚げな歌詞は夏の終わりにぴったりです。
デュエットでカッコ良く歌えるよう練習してみてはいかがでしょうか?
まとめ
「夏に歌いたいカラオケの定番・名曲ソング」と題して暑い夏を彩る素敵な夏うた・夏ソングをご紹介してきましたがいかがでしたか?
時代を追って夏うたを見ていくと「あの時こんなことがあったなぁ・・」と昔の出来事を思い出したり、「あの頃ってここういうのが流行ってたよね!」と懐かしくなったり、あるいは「今どきはこういうのが流行っているのか」と関心を抱くこともあるのではないかと思います。
気になる曲はぜひチェックして、お気に入りの音楽アプリのプレイリストに追加したり歌を練習してみてくださいね。