ボイストレーニングとは?目的、方法を覘いてみる

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「ボイストレーニングについて調べてみたけど、なんだか良く分からない」

「一体どんなことをやるんだろう・・?」

という方が多いのではないでしょうか。

現役ヴォーカリスト/ボイストレーナーの観点から、ボイストレーニングは一体どんなことをするのかをお伝えしてまいります。

目的:声を良くして自由に声を出せるようになること

ボイストレーニングの目的は、「声を良くすること」です。

・・・それはそうなのですが、問題は何をもってして「良し」とするかです。

「音程が良い」

「高い声を出せる」

「低い声を出せる」

「声が震えない」

確かに、これらが満足にこなせれば良しと言えそうですね。ただ、あくまでこれらは全て「上手く歌えるための方法や引き出し」であって、最終目的にすべきではありません。

声が良くなることによって、思い通りに歌えるようになります。その結果、コンプレックスがなくなって自信がついたり、物怖じせずに人前で声を出せるようになっていきます。

煎じつめて考えていくと、本当の目的は「音痴を治すこと」や「高い声を出せるようになること」でなく、自由に歌えるようになって自己実現することなのです。とても大事なことなので言い換えてお伝えしてみました。

ここからは、良い声を出すためにどんなことをするのか、方法の部分を解説していきます。

呼吸を整える

歌う上で最重要なのは、呼吸をコントロール出来ることです。腹式呼吸が出来れば、呼吸のコントロールを簡単に行えるようになります。

吐く息を「水道の蛇口をひねって出る水」と例えて説明します。吐く息、つまり蛇口をひねって出てくる水が一定でなければ声がふらふらしてしまい、歌が安定しません。音程も取りづらくなってしまいます。

また、吐ける息の量が少ないとロングトーン(まっすぐ声を出すこと)が上手く決まらず歌が不安定に聞こえます。

呼吸をコントロール出来ることで、一定のペースで息を吐くことも出来れば、まっすぐ長く声を出すことが出来るのです。水を上手に撒くには、まずもって水流を安定させることが大事なのです。

呼吸は声の土台となり、音程や声量、強弱や表現にまたがる為、呼吸を整えることが最重要なのです。

力を抜く

呼吸と同様、力を抜くことも重要です。先の水道の蛇口の例えで説明すると、力は蛇口の先につけたホースを握る指先のようなものです。

水流が安定していても、もし手先が力んでいたらホースの水が色々な方向にとっちらかってしまいます。

人間において、力を抜くべき場所は特にのどです。のどの他にも首や肩、胸の力も抜く必要があります。

身体を響かせる

これはピンと来ないかもしれないですが、人の声は身体のあらゆる場所が響いた結果、出るのです。

オーディオのスピーカーやアコースティックギターのような弦楽器と同様、ボディが響いて音が鳴るのです。

人間において、鳴るのは胸、首、口、鼻や頭といった部位です。試しに、手元のグラスを強く握って「コンコン」と叩いてみてください。

次に、なるべくゆるく握って同じように叩いてみてください。

どちらの方が良い音色がするでしょうか?力を抜くこと、身体を響かせることがしっくり来るかもしれません。

口の形を作る

口は、声が出る最終地点であり、発音を司っています。

口の開け方、言葉ごとの発音の仕方であったり曲中の発音を工夫することで、声が明瞭になったり声を発することが楽になります。また、口の中を良く響かせることで歌いやすくなります。

試しに口に指2本、突っ込んでみてください。この口の開き具合で「あー」と軽く声を出してみてください。

次に、海苔一枚入るくらいの、微妙な口の開け方をして同じように声を出してみてください。

声の出方が大きく変わります。

音程を取る

音を外してしまいがち、音痴が悩みという方が多いかと思います。

これは「運動神経」に似ていて、一見良くすることが難しそうで、実は練習することで良くなります。スポーツも、特定の動きのコツを覚えて、身体になじませることで走るのが速くなったり、遠くに球を投げられるようになっていきます。

キーワードは「きちんと音を聞く」ことです。音程を取ることが苦手な方の多くは、周りの音や自分の音を良く聞かず、言ってしまえば適当に声を出しがちです。音の聞き方が分からない為、発する音が分からないというのが原因なのですが、練習を通して改善されるのでご安心ください。

リズムに乗る

リズムと発声にどんな関係があるか、ピンと来ない方が多いのではないでしょうか。

実はリズムに乗るということはかなり重要です。もし声を出すタイミングがいまいち掴めていなかったら、たとえ音程をきれいに取れていても歌えないのです。

音程のズレを気にする方は沢山いるのに、リズムのズレを気にする方は殆どいません。

音程が合っているのになんだかしっくりこない、という方はリズムに乗れていないというケースがよくあります。また、リズムに乗って歌えるようになることで、味付けがはかどります。

味付けする

味付けとは、専門用語で「アーティキュレーション」、日本語で言うと「歌唱表現」のことを指します。テレビのカラオケ選手権や精密採点に挑戦してみると、よく「ビブラート」、「フォール」、「しゃくり」、「こぶし」といった名前を目にするかと思います。

それ以外にも様々なテクニックがあるのですが、これらを組み合わせ、ほどよく使いこなすことで歌がより見栄え良くなります。

まとめ

ボイストレーニングは、これまでにお伝えしてきたような内容を複合的に組み合わせ、繰り返し練習していくものです。僕はボイストレーニングの独学をおすすめしないのですが、それは自身の身体や声の性質や傾向と、それに合った対策を知らずにインターネットや教本の内容を鵜呑みにすることで遠回りしてしまいがちだからです。

ボイストレーナーの存在意義は、あらゆる観点からあなたの状況を見極め、適切な対策を講じることで声を良くするよう導くことにあります。

ただ、ボイストレーナーの中にはとにかく腹式呼吸、腹式呼吸!という方がいます。確かに最重要なのですが、例えば腹式呼吸ができることと声が力むことや、音程が取りにくいことはそれぞれ別の話です。
あらゆる要素を見極めながら最良の練習メニューを組み合わせて結果にコミットしてくれるレッスンを提供できる先生こそ、良いボイストレーナーと言えます。

ボイストレーニングは、独学で取り組んでみても良いのですが、良い教室や良い先生と出会えることでより高い効果が見込めます。良い教室や良い先生の選び方について書いた記事があるので参考までにご覧ください。

ボイストレーニングで効果を出すには?良い教室、先生の選び方

11月 28, 2018

声が良くなることで、歌だけでなくお仕事やプライベートにも良い影響を与えるので、興味のある方は地元やなじみのある街の音楽教室を探して、試しに体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。

あるいは、当ブログでは独学したい方向けの練習方法も紹介しているので、そちらも合わせてお読みになってみてください。

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