エリック・ベネイのおすすめ名曲・人気曲!絶対に聴くべき代表曲10選

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90年代に登場し、ネオ・ソウル/ニュー・クラシック・ソウルの旗手としてディアンジェロやマックスウェルら同様、人気を誇ったエリック・ベネイ。

ファンキーでソウルフルながら、乱暴な感じが一切なく、極めて洗練されたアレンジの楽曲や歌声は多くのファンを魅了してきました。

今回は、そんなエリック・ベネイの代表曲・人気曲から、ボイストレーナー/ミュージシャンである私が10曲を厳選して紹介します!


<NEWS>
エリック・ベネイが2020年3月に東京と名古屋で来日公演をするようです!
すでに予約受付中とのことなので詳しくはこちらをチェックしてみてくださいね。

<NEWS>エリック・ベネイ、2020年3月に来日公演決定!

2月 27, 2020

エリック・ベネイについて

エリック・ベネイは1966年10月15日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで生まれました。

音楽一家の末っ子として育った彼は、物心付くころからスティーヴィー・ワンダーにハマり、ダニー・ハサウェイやマーヴィン・ゲイのようなニューソウルをはじめ、スライ・ストーンやプリンスのようなファンクに傾倒していきました。

高校を卒業した後、姉・リサやいとこと”Benet”というグループを結成し、1992年にデビューするものの不発に終わって解散してしまいました。しかしその後、ワーナー・ブラザーズとソロで契約を結び、ネオ・ソウル/ニュー・クラシック・ソウルの旗手として有名になっていったのです。

そんな彼の代表曲・人気曲・名曲を時系列に紹介していきますので、サウンドや歌声の変化と共にお楽しみ頂ければと思います!

True To Myself(トゥルー・トゥー・マイセルフ)

リリース年:1996年
収録アルバム:トゥルー・トゥー・マイセルフ

「トゥルー・トゥー・マイセルフ」は、同名のファースト・アルバムに収録されている初期の人気曲です。

ソウルフルでパワー溢れているのにどこか脱力感も漂うトラックに、エリック・ベネイの柔らかい声がしなやかに絡み合っている点が聴きどころです。

90年代に流行り、近年ギタープレイヤー界隈でブーム再燃中の「ネオソウル」の薫りがプンプン漂う名曲です。フュージョンとファンクの要素も織り交ぜつつ、キャッチーでポップな曲調に仕上げているところも見逃せません。

Spiritual Thang(スピリチュアル・タン)

リリース年:1996年
収録アルバム:トゥルー・トゥー・マイセルフ

「スピリチュアル・タン」は、ファースト・アルバム「トゥルー・トゥー・マイセルフ」に収録された都会的でファンキーなナンバーです。打ち込みっぽいリズムトラックとカッティングギター、エレピのトラックに肩肘の力が抜けたセクシーな声色のヴォーカルが加わった初期の名曲です。

フラフラ歌っているかと思いきや、シャウト気味なファルセットやパワフルなハイトーンも繰り出してくるという、オールドスクールのマナーを踏まえた歌い方は必聴ですよ!

Georgy Porgy(ジョージー・ポージー)

リリース年:1999年
収録アルバム:ア・デイ・イン・ザ・ライフ

セカンドアルバム「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」は、ファンキーなテイスト溢れる前作よりもポップな印象が強いアルバムです。エリック・ベネイはこのアルバムが大ヒットして飛躍するのですが、そのきっかけとなった曲の一つがこの「ジョージー・ポージー」です。

TOTOの楽曲をカヴァーしたバージョンであるものの、このシンプルかつ難解な曲に自身の解釈を加え、見事にカヴァーしているのが印象的です。原曲が持つ独特のグルーヴ感を、リズムマシーンを使いながらブラックフィーリング溢れる形に再解釈し、原曲よりもややハネたノリにアレンジしているところが秀逸です。

歌も、フューチャリングのフェイス・エヴァンスとの絡みによってR&Bテイストに変わっていて、TOTOの原曲が持つタイトでロックな雰囲気とはまた違ったものになっています。

Spend My Life With You(スペンド・マイ・ライフ・ウィズ・ユー)

リリース年:1999年
収録アルバム:ア・デイ・イン・ザ・ライフ

タミアをフューチャリングしたデュエット「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」は、エリック・ベネイの今日の地位を決定付けた90年代R&Bの名曲です。ファンの間でも一番人気なのはこの曲ではないでしょうか。

シングルとしては2000年のグラミー賞にノミネートされ、アルバムとしてはソウル・トレイン・ミュージック・アウォード、ベスト・R&B/ソウル・アルバム部門を受賞しました。パワフルかつしなやかで、気品と色気を兼ね備えたエリック・ベネイの歌声が特に堪能できますよ。

Hurricane(ハリケーン)

リリース年:2005年
収録アルバム:ハリケーン

「色々」とあって実質業界から干されていたエリック・ベネイが久々に出したアルバムが「ハリケーン」です。
ファンの間で評価が最も割れるのがこのアルバムで、その中でも同タイトルの楽曲「ハリケーン」はエリック・ベネイが「色々」な体験を通して蓄積した心の澱(おり)みたいなものがグっと伝わってくる有名曲です。

この楽曲は、R&BやAORに欠かせない敏腕プロデューサー、デイビッド・フォスターがプロデュースしているのですが、良くも悪くもキャッチーでポップなデイビッド調にまとまっているため、初期のファンキーなテイストが好きなファンからはイマイチとされていたり・・。

とはいえ、エリック・ベネイの歌声や楽曲のクオリティは、このアルバムを起点にしてさらに進化することになります。

You’re The Only One(ユーアー・ジ・オンリー・ワン)

リリース年:2008年
収録アルバム:愛すること、生きること。(ラブ&ライフ)

エリック・ベネイがリリースしたアルバムの中で唯一邦題が付いているのが、2008年にリリースされた「愛すること、生きること。(ラブ&ライフ)」というアルバムです。

このアルバムからシングルカットされた「ユーアー・ジ・オンリー・ワン」は、R&B/ヒップホップソングチャートで全米チャート1位に輝き、アルバムとしてもグラミー賞のR&B最優秀男性歌手賞、アルバム賞の2部門にノミネートされ、2000年代のR&Bの名盤として今なお高い人気を誇っています。

6〜70年代のオールドスクールな雰囲気に、シルキーでセクシーなエリック・ベネイの歌声がとても合っていてカッコ良いです。この柔らかい感じとソウルフルな感じが同居しているのがエリック・ベネイの魅力です。

Chocolate Legs(チョコレート・レッグス)

リリース年:2008年
収録アルバム:愛すること、生きること。(ラブ&ライフ)

アルバム「愛すること、生きること。(ラブ&ライフ)」に収録されているもう一つの人気曲が「チョコレート・レッグス」です。夜にまったりとお酒を飲みながら聴きたくなるような、エリック・ベネイのセクシーでクールなファルセットが映える楽曲です。

やはりエリック・ベネイといえばこの甘いファルセットが魅力で、この曲で聴ける包容力溢れる歌声は必聴です!

Sometimes I Cry(サムタイムス・アイ・クライ)

リリース年:2010年
収録アルバム:ロスト・イン・タイム

デビューから10数年の時を経てたどり着いた一つの頂は間違いなく「サムタイムス・アイ・クライ」です。エリック・ベネイ屈指の人気を誇る名曲で、日本でもw-inds.(ウインズ)がカヴァーし一躍話題となりました。

デビュー当時のファンキーなテイストを残しながら、よりシンプルで暖かみのあるクラシックソウルへと回帰した感の漂う曲調が堪りません。また、日本ではほとんど見かけませんが、始めから終わりまで、情熱的かつ憂いを帯びたファルセットで歌い上げられているのが特徴です。

ファルセットで歌う黒人シンガーが多い中で、エリック・ベネイほどセクシーでジェントルで爽やかな声質をした者は他にいないのではないかと思います。

Real Love(リアル・ラブ)

リリース年:2014年
収録アルバム:ワン

「リアル・ラブ」は、エリック・ベネイが結婚したばかりの妻・マニュエラを想い書いた曲です。

妻へ向けて愛や喜びを歌ったこの明るい曲は、物悲しい別れの歌である「サムタイムス・アイ・クライ」と対になるような存在感を放っています。

生音が映えるクラシックソウルを土台に、派手なコーラスワークやホーンセクションがカッコ良いですね。

Sunshine(サンシャイン)

リリース年:2016年
収録アルバム:エリック・ベネイ

直近のアルバム「エリック・ベネイ」に収録された「サンシャイン」は、シンプルなアレンジをバックに小気味よくファルセットで歌い上げられた人気曲です。

こんなに熱っぽく歌ってシャウトまでしているのにどこか涼しげなのがこの曲の魅力です。彼が時代に合わせたのか、それとも彼が時代をリードしていったのかは分かりませんが、彼はアメリカのR&Bが電子音に乗っ取られた2000年代から一環してクラシックソウルの生音感やグルーヴ感を大事にしている感じが素敵です。

エリック・ベネイの最もおすすめな名盤は「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」!

エリック・ベネイの最もおすすめな名盤はやはり初期の「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」です。

先に紹介したフェイス・エヴァンスとのコラボカヴァー曲「ジョージー・ポージー」に、タミアとのデュエットが美しい「スペンド・マイ・ライフ・ウィズ・ユー」が収録されているこのアルバムは各賞をノミネート/受賞しており、90年代R&B屈指の名盤としても人気が高い作品です。

ベストもおすすめです!

エリック・ベネイはでだけ、ベストアルバムをリリースしています。

この記事で紹介した各曲もまんべんなく収録されているのに加え、「ラヴ・ドント・ラヴ・ミー」や「スーパーウーマン(feat.ボニー・ジェイムス)」といった、アルバム未収録のレアな楽曲も3曲収録されているのでお買い得ですよ。

おわりに

90年代に登場し、ネオ・ソウル、ニュー・クラシック・ソウルの旗手として一世を風靡したエリック・ベネイは、同時期に活躍したディアンジェロやマックスウェルよりもオールドスクール、すなわち古い雰囲気のR&Bをやっているアーティストです。

様々な逆境に屈することなく再び表舞台に返り咲き、その勢いのままでセクシーかつファンキーで、それでもって洗練されたR&Bを生み出してきました。

私はアッシャーやNe-Yo、クリス・ブラウンが世代ではあるものの、電子音主体の音楽よりもソウルマナーに基づいた温かい生音で楽曲を紡ぎ出す彼のスタイルが大好きです。これを機に、彼のファルセットに酔いしれてみてはいかがでしょうか?

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