【プロが選ぶ!】音楽の本場・ニューヨークのおすすめライブハウス10選

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ニューヨークで黒人のライブを見てみたーい!!
ニューヨークのライブハウスの情報が全然出てこない、、、。どんなところがあるんだろう?

ニューヨークにはたくさんのライブハウスが点在しています。ガイドブックを開くとジャズの演奏が聴けるジャズクラブの項目はよく見かけるのですが、不思議なことに「ライブハウス」はほとんど載っていません。

そこで、英語の情報を読み漁ることでなんとかライブハウスをリストアップし、アメリカ各地で数多くのライブハウスを巡りました。

 

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今回は、アメリカのライブハウスを数多く巡った私が厳選したとっておきのおすすめライブハウスを紹介していきます。中にはガイドブックやネットで日本語の情報が見当たらないアンダーグラウンドなライブハウスや、オープンマイクにチャレンジ出来るライブハウスもあります。
この記事を読んだらあなたもニューヨークでライブハウス巡りしたくなるはずですよ!

ライブハウスはマンハッタンの中もミッドタウン周辺、グリニッジ・ヴィレッジ周辺、そしてハーレム周辺に固まっているのでエリア別に取り上げていきますね。

よろしければニューヨークのおすすめジャズクラブ特集もご覧になってみてください。

【プロが選ぶ!】ジャズの聖地・ニューヨークのおすすめジャズクラブ10選

11月 29, 2019

目次

ミッドタウン周辺のおすすめライブハウス

ミッドタウン周辺は、ブロードウェイやタイムズスクエアがひしめき合うニューヨーク一番の人気エリアです。
これから紹介するドント・テル・ママとイリジウムはいずれもブロードウェイを楽しんだ後にもライブを観に行けるようなアクセスなのでオススメですよ。

Don’t Tell Mama(ドント・テル・ママ)

ミュージカル俳優が演じるようにサービスしてくれるピアノバー

 

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1982年にオープンしたドント・テル・ママはピアノバー、レストラン、そしてキャバレーと3種類の顔があります。
半地下になっているフロアがピアノバー、その上はレストランやキャバレーがあるのですが、ここでは一番人気のピアノバーについてお伝えしていきますね。

ドント・テル・ママのスタッフはなんと皆ブロードウェイやオフ・ブロードウェイで活躍しているミュージカル俳優、もしくはそこを目指す俳優の卵なのです。

ホスピタリティ溢れる彼らの接客はとても清々しく、せかせかした感じもないので皆生き急いでニューヨークのど真ん中にいるにもかかわらず、とてもアットホームな雰囲気なのがドント・テル・ママのウリです。

そして、彼らはなんと、ポップスやジャズの名曲、ミュージカルソングをピアノで演奏している間におもむろにコーラスをしたり、バーカウンターから出てきて店内を歩き回りながらリード・ヴォーカルを取りはじめるのです。それがまた信じられない歌唱力とフィーリングを兼ね備わった声をしていて、ヴォーカリストとしても、ボイストレーナーとしても感動してしまいました。

ミュージカル好きはマスト!あなたの好きな劇にちなんだドリンクがたくさん・・・

ドント・テル・ママの見どころは演奏だけではありません。なんと、ブロードウェイの人気タイトルにちなんだカクテルメニューがあるのです。

MORMON MAI TAI(ブックス・オブ・モルモンから)、A CHORUS LIME(コーラス・ライン)、FUNNY GIRL(ファニー・ガール)といった、ミュージカル好きならニヤニヤしてしまうようなシグネチャー・カクテルが10数種類あります(もちろんバーなので普通のカクテルやビールなども充実しています)。

「ピアノマン」の演奏をバックにオープンマイク出来ますよ

 

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ドント・テル・ママは、実はニューヨークでオープンマイクが体験出来るお店としても有名です。
オープンマイクというのはライブ会場で生演奏をバックに人前で歌うことです。

ミュージカルの有名曲からポップスの名曲まで、ピアニストにお願いすればあなたも音楽の本場・ニューヨークでスター気分を味わえるかも!?

Don’t Tell Mamaの周辺情報・アクセス

 

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ドント・テル・ママはマンハッタンのど真ん中、ブロードウェイの一角、エリア的にはヘルズ・キッチンにあります。
隣の通りには老舗ジャズクラブ・バードランドやニューヨークNo.1ハンバーガーとしても名高い「ファイブ・ナプキン・バーガー」など、人気店がひしめき合っていて見どころ満載です。

地下鉄の最寄り駅はA, C, Eラインの「42 St-Port Authority Subway Station」(42ストリート・ポート・オーソリティ・ステーション)です。地上に出たら8th Ave(8番街)をアップタウン方面へ進み、46ストリートの交差点を左折して300mほど歩いた右手にピアノの看板とネオンが見えてきたらそこがお店です。

タイムズスクエア周辺も徒歩5分程度と、一歩出れば繁華街なので夜中まで出歩いてもさほど治安に心配はないかと思います。安全に帰りたい方はイエロー・キャブやUber、Lyftなどの配車アプリを利用しても良いかもしれませんね。

店名:Don’t Tell Mama(ドント・テル・ママ)
住所:343 W 46th St, New York, NY 10036
営業時間:月〜金 16:00~2:30、土〜日 11:00〜2:30
電話番号:212-757-0788
予算:15〜30ドル
HP:https://www.donttellmamanyc.com

The Iridium(イリジウム)

ニューヨーク最高のオールジャンルなライブハウスはギターがアツい!

 

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ミッドタウンにあり、毎晩色々なジャンルの有名なアーティストのパフォーマンスを楽しめるライブハウスです。
元々はジャズクラブとしてスタートしたものの、近年ではロックやブルース、R&B系のライブが多くなっています。

ここではなんと、エレキギターの父・レス・ポールが1995年にオープンしてから2009年まで毎週月曜日の夜に「レス・ポール・ナイト」と題したライブを行っていたことで知られています。その兼ね合いもあって、店内はレス・ポールに所縁のあるグッズが至るところに飾られていたり、ギタリストをフィーチャーしたライブが多いのが特徴です。

これまでにローリング・ストーンズのキース・リチャーズやビートルズのポール・マッカートニー、生きる伝説・ラリー・カールトンやジョージ・ベンソンもお忍びで訪れて飛び入りでライブに参加したとか・・・。こんなエピソードを聞いたらギター好きや洋楽好きなら行きたくなってしまいますよね!

ライブハウス離れした良い音質で至福の臨場感を味わえる

 

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2015年に改装した際に音響機材やステージを新調したことで、より良い音でライブを楽しめるようになりました。
海外のライブハウスの中には、日本のライブハウスと同様音量ばかり大きくて音の出し入れを楽しめないハコが時々あります(日本の比ではありませんが)。

イリジウムの良いところは、素晴らしいアーティストが演奏する音が繊細に聴き取れ、至福の臨場感を味わえるところです。ステージと客席が近いこともあり、ミュージシャンの熱気やグルーヴがバチバチ伝わってくるのも魅力的ですよ。

イリジウムの周辺情報・アクセス

 

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イリジウムはミッドタウン、ブロードウェイに位置しています。

地下鉄の最寄り駅はN, R, Wラインの「49 St Sta」(49ストリート・ステーション)もしくはC, Eラインの「50 St Station」(50ストリート・ステーション)です。
どちらの駅からも「West 51 st」(ウエスト・51ストリート)へ向かい道なりに歩き、ブロードウェイとの交差点に着くと、マクドナルドやタイムズ・スクエア・チャーチ、そしてイリジウムが見えてきます。

イリジウムから帰る際は、周辺の道路がほぼ全ての時間帯で渋滞しているので徒歩もしくは地下鉄を利用することをオススメします。

店名:The Iridium(イリジウム)
住所:1650 Broadway, New York, NY 10019
営業時間:19:00~22:00
電話番号:212-582-2121
予算:40〜80ドル
HP:https://www.theiridium.com

グリニッジ・ヴィレッジ周辺のおすすめライブハウス

グリニッジ・ヴィレッジは1920年代に禁酒法が施行されていた時代に最も闇酒場が溢れかえっていたエリアでした。
その後もカウンターカルチャーの中心地として流行の先端を突っ走る感性豊かな若者や文化人が好んで住んだ場所、ということも相まって、ニューヨークで最もライブハウスが密集しているエリアです。

このエリアは、多くの人が滞在するローワー・マンハッタンからミッドタウン、あるいはブルックリンから近く、健全な賑わい方をしているのでニューヨークの中でも比較的安全です。日本語の情報が殆どないものの大人気のライブハウスを厳選したのでぜひチェックしてみてくださいね!

Cafe Wha?(カフェ・ワッ?)

ジミヘン、ボブ・デュランも出ていた老舗

 

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1959年にオープンしたカフェ・ワッ?は、かつて伝説のギタリスト・ジミ・ヘンドリクスやノーベル文学賞を受賞したフォーク・シンガー・ボブ・デュランも若かりし頃に出演していた老舗ライブハウスです。

特にボブ・デュランにとっては、歌手になるために大学を中退してマンハッタンへ移住した際に最初に演奏を始めた場所なのです。

多彩なジャンルの生演奏を聴くならココ!

 

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カフェ・ワッ?は一部の月曜以外、毎日ライブをしていて、賑やかな地下のフロアではロック、ポップス、レゲエ、最近ではラテンポップスのライブを楽しむことが出来ます。

その中でも週5日、ほぼ毎晩欠かさずにライブを行っているハウス・バンド「The Cafe Wha? House Band」(カフェ・ワッ?ハウスバンド)は最高にアツいパフォーマンスを見せてくれます。ただでさえテンションの高い観客をめちゃくちゃに煽り、踊らせながら繰り広げるライブは一般の方はもちろんですが、全ミュージシャン必見です。

演奏面ではまるでセンス溢れるDJがクラブのムードを感じながら曲を繋げていくかのように、巧みにメドレーを展開させていくのが見どころです。U2の「With Or Without You」でみんなに歌わせておいて、サビを繰り返しながらStingの「Every Breath You Take」のイントロのリフに繋げていくようなことをノンストップで繰り広げるので熱気は半端じゃありません。

他にも、ハウスバンドの前の時間にはブルース・スプリングスティーンやアレサ・フランクリン、ホイットニー・ヒューストンら有名アーティストのトリビュートバンドが出演しています。

非常に人気のライブハウスなのですぐに入れないこともしばしばあります。
訪れる際はご予約されることをオススメします。

カフェ・ワッ?の周辺情報・アクセス

 

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カフェ・ワッ?はグリニッジ・ヴィレッジにあります。
ブルーノートがある「West 3rd St」(ウエスト・サード・ストリート)を進んでいき、最初の交差点を右に曲がって「Macdougal St」(マックドゥーガル・ストリート)を1〜2分歩くと右手にネオンが見えてきます。

地下鉄の最寄り駅はA, C, E, B, D, F, Mラインの「West 4 St Station」(ウエスト・4ストリート・ステーション)です。
駅から4分程度と、アクセスが良い立地なのが魅力的です。バーやライブハウス、レストランがひしめき合うエリアなので歩いているとニューヨーカー気分を味わえますよ。

ライブは日付が変わってもやっているので、夜中まで楽しんでから安全に帰りたい方はイエロー・キャブやUber、Lyftなどの配車アプリを利用することをオススメします。ただし、地下の店内では電波が入りにくいので要注意です。

店名:Cafe Wha?(カフェ・ワッ?)
住所:115 Macdougal St, New York, NY 10012
営業時間:20:00~3:00
電話番号:212-254-3706
予算:20〜50ドル
HP:https://cafewha.com

Groove(グルーヴ)

Funk、R&B、Soulのライブならココ!

 

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90年代初頭、ニューヨークのミュージシャンやパフォーマーで結成したグループがルーツとなっています。
グルーヴはカフェ・ワッ?よりもR&B、Funk、Soulといったブラック・ミュージックを中心としたライブが見られるお店で、小綺麗な雰囲気で1Fにあるという安心感も手伝ってか、カフェ・ワッ?以上に客入りがスゴい日も多いです(カフェ・ワッ?は日本人観光客がノコノコ入るにはちょっと怖い雰囲気です。店員さんは皆良い人なんですがね。笑)。

グルーヴは主に19:00もしくは19:30〜のステージと21:00もしくは21:30〜のステージの2ステージ制となっていて、ニューヨークR&B系アーティストを中心にロック、ポップス系のミュージシャンも時折出演します。

黒人バンドのR&B、Funk、Soul生演奏は日本で滅多に見れないので非常にオススメ!

 

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Danny Hyun Cho(@dan2_boi)がシェアした投稿


私のオススメは主に金曜と日曜に出演する「The Black Soul Experience」(ブラック・ソウル・エクスペリエンス)です。
実はカフェ・ワッ?で火曜にレギュラーイベント「Tuesday Funk Night」(チューズデー・ファンク・ナイト)とバンドメンバーの一部が一緒、、とはいえ演奏する曲の傾向が微妙に違うのでどちらもお楽しみ頂けるはず!

ブラック・ソウル・エクスペリエンスは、直近で私が見たステージではなんと日本人がギタリストをしていました。
R&Bの本場・ニューヨークで黒人に混じってプレイするなんてカッコよすぎます。

オープンマイクで度胸試し!?

オープンマイクに興味がある方は、月曜日の「Black Velvet Mondays, Musicians and Singers Jam」(ブラック・ベルベット・マンデーズ, ミュージシャン&シンガーズ・ジャム)に行ってみると良いでしょう。

R&Bの界隈では知る人ぞ知る女性シンガー・Cheryl Pepsii Riley(シェリル・ペプシー・リリー)がホステスを務めるイベントで、数日前には予約でソールドアウトするほどの人気イベントなので訪れるなら早めのご予約をオススメします。

grooveの周辺情報・アクセス

 

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Adrian White @MWH Drummer(@adrian_menwithouthats_drummer)がシェアした投稿


グルーヴはブルー・ノートと同じ「West 3rd St」(ウエスト・サード・ストリート)にあり、カフェ・ワッ?がある「Macdougal St」(マックドゥーガル・ストリート)との交差点角に位置しています。

ですので、地下鉄の最寄り駅はブルー・ノートやカフェ・ワッ?と同じ、A, C, E, B, D, F, Mラインの「West 4 St Station」(ウエスト・4ストリート・ステーション)です。
駅から4分程度と、アクセスが良い立地なのが魅力的です。

遅い時間までライブを楽しんだ後、安全に帰りたい方はイエロー・キャブやUber、Lyftなどの配車アプリを利用することをオススメします。メインストリートから程近いところにあるのですぐに捕まるはずです。

店名:Groove(グルーヴ)
住所:125 Macdougal St A, New York, NY 10012
営業時間:16:30~1:00(金・土曜日は3:00まで)
電話番号:212-254-9393
予算:20〜50ドル
HP:https://clubgroovenyc.com/

S.O.B.’ s.(エス・オー・ビーズ)

ラテン・ミュージックを満喫するならココ!

 

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PARDISON FONTAINE™️(@pardi)がシェアした投稿


「Sound of Brazil」の頭文字をとったS.O.B.’s(エス・オー・ビーズ)は1982年にオープンしたライブハウスで、ラテン・ミュージックを筆頭に、R&Bやヒップホップ、ワールド・ミュージックのライブを楽しめる珍しいライブハウスです。若手から有名なアーティストまで、幅広いミュージシャンが出演するのが魅力的です。

料理に酔いしれながらラテンに酔いしれろ!

 

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[ B A Z Z ](@bazzvalencia)がシェアした投稿


オーナーのロビン氏はかつてサンバのダンサーで、大好きなブラジル料理と食文化を融合させたレストランを作りたいという思いでお店を開いたそうです。ブラジル出身のシェフが料理を手がけているだけあり、フードにも定評があります。
そして、いかんせんラテン系のライブハウスなので一般的なアメリカのライブハウス以上にはちゃめちゃに盛り上がります!
乱痴気騒ぎしたい方にはオススメかもしれません。笑

エス・オー・ビーズの周辺情報・アクセス

 

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エス・オー・ビーズはグリニッジ・ヴィレッジの最南部にあります。

地下鉄の最寄り駅は1,2ラインの「Houston Street Sta」(ヒューストン・ストリート・ステーション)です。
地上に出た交差点角にあるので分かりやすいですよ。
また、A, C, E, B, D, F, Mラインの「West 4 St Sta」(ウエスト・4ストリート・ステーション)からも歩いていけます。

駅の真上なので地下鉄で帰るのが楽ですが、1,2ラインだと不便で、かつウエスト・4ストリート・ステーション駅まで歩くのも面倒な方はイエロー・キャブやUber、Lyftなどの配車アプリを利用することをオススメします。

店名:S.O.B.’ s.(エス・オー・ビーズ)
住所:204 Varick St, New York, NY 10014
営業時間:19:00~0:00
電話番号:212-243-4940
予算:30〜60ドル
HP:https://sobs.com

The Bitter End(ビター・エンド)

地元で人気のクラブ

 

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1961年開業とニューヨークで最も古い「ロッククラブ」のひとつです。
ガイドブックには「クラブ」と記載されていますが、日本人の感覚で言うと生演奏している場所なので「ライブハウス」です。
スティーヴィー・ワンダーやボブ・ディラン、ジャクソン・ブラウンなどもかつて出演しており、ロックやフォーク、ヒップホップ、ブルースなどのライブを楽しめます。バンドだけでなく弾き語りのアーティストも出演し、また無名の若手から有名アーティストまであらゆるレベルのミュージシャンが出演するのでニューヨークのローカルなライブハウスの雰囲気を存分に味わうことが出来るのがオススメポイントです。

R&B屈指の名盤・ダニー・ハサウェイ「LIVE」、カーティス・メイフィールドの収録場所

 

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ダニー・ハサウェイ好きな私としては、この場所でR&B屈指の名盤と名高い「LIVE」が行われ、収録されたことを紹介しないわけにはいきません。
裕福な家庭に育ち高等教育を受けたダニー・ハサウェイは、アーティスト活動するに際してブラック・ミュージック以外の音楽も積極的に吸収しながら、黒人としてのアイデンティティを音楽や歌詞に組み込み「ニューソウル」というジャンルを確立させていったミュージシャンです。

また、カーティス・メイフィールドのライブアルバム「Curtis/Live!」もダニーの「LIVE」と同じ、1971年1月に収録されました。ちなみに、日本で有名なアーティスト「Superfly」(スーパーフライ)の名前の由来はカーティスの名曲「Superfly」なんですよ。ダニーやカーティスのファン、R&Bやソウルフリークは勿論、スーパーフライのファンの方々もぜひ訪れたいライブハウスです。

ビター・エンドの周辺情報・アクセス

 

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ビター・エンドはグリニッジ・ヴィレッジのやや下側のエリアに位置しています。
ニューヨーク大学にもほど近いこのエリアはニューヨーク・東海岸のカルチャーやムーブメントの中心地となっており、歩いて回るだけでも街のエネルギーの強さのようなものを感じられます。

地下鉄の最寄り駅はA, C, E, B, D, F, Mラインの「West 4 St Sta」(ウエスト・4ストリート・ステーション)です。
地上へ出たらメインストリートである6番街をダウンタウン方面へ歩き、Bleecker St(ブリーカー・ストリート)との交差点を左折し道なりに進んだ左手に、店名が書かれた青い屋根が見えてきます。

遅くまで楽しんだあとは、駅まで若干遠いので歩くのが面倒な方、地下鉄の待ち時間を気にせず早く帰りたい方はイエロー・キャブやUber、Lyftなどの配車アプリを利用することをオススメします。

店名:The Bitter End(ビター・エンド)
住所:147 Bleecker St, New York, NY 10012
営業時間:19:00~1:00or2:00頃(不定期)
電話番号:212-673-7030
予算:20〜40ドル
HP:http://www.bitterend.com

Terra Blues(テラ・ブルース)

ニューヨークでブルースといえばココ!

 

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アメリカの大都市にはジャズ、ロック、ブルースにR&Bと、一通りのジャンルのライブを楽しめるライブハウスがどこかしらにあります。ニューヨークの場合、やはりブロードウェイの演劇やジャズが人気であるため、相対的にブルースが目立ちにくい感じがあります。

とはいえ、テラ・ブルースはニューヨーク随一のブルース・バーとして世界中から観光客が集まる人気ライブハウスです。
19:00の回、22:00の回と1日に2ステージ、別々のミュージシャンが出演しそれぞれアコースティックなステージとバンドでのステージと違った演奏を見せてくれるのが見どころです。

 

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テラ・ブルースの周辺情報・アクセス

 

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テラ・ブルースはグリニッジ・ヴィレッジのやや下側のエリア、先にご紹介したビター・エンドのお隣にあります。

地下鉄の最寄り駅はA, C, E, B, D, F, Mラインの「West 4 St Sta」(ウエスト・4ストリート・ステーション)です。
地上へ出たらメインストリートである6番街をダウンタウン方面へ歩き、Bleecker St(ブリーカー・ストリート)との交差点を左折し道なりに進んだ左手に、店名が書かれた紺色の屋根が見えてきます。
ちなみに、ビター・エンドは「味しお」のフタのような青色の屋根で、テラ・ブルースは紺色の屋根をしていて夜だと見分けがつきにくいかもしれませんのでご注意ください(笑)

遅くまで楽しんだあとは、駅まで若干遠いので歩くのが面倒な方、地下鉄の待ち時間を気にせず早く帰りたい方はイエロー・キャブやUber、Lyftなどの配車アプリを利用することをオススメします。

店名:Terra Blues(テラ・ブルース)
住所:149 Bleecker St, New York, NY 10012
営業時間:18:30~2:00(金・土曜日は3:00まで)
電話番号:212-777-7776
予算:20〜40ドル
HP:http://www.terrablues.com

ハーレム周辺のおすすめライブハウス

ハーレムは黒人の街、イコール治安が悪い街、と思われがちですがそれは90年代までの話です。
ここ2〜30年ほどは街をあげて治安改善に努めていたり、マンハッタンの地価高騰で「穴場」であるハーレムにお金のある人々も移住してきたりで少なくとも中心街は安全です。

しかし、いかんせんこれまで観光地とは言えなかったハーレムは日本語の情報が他のエリアほどありません。
これから紹介するライブハウスのうち2つは日本語の情報が見当たらないものの、ハーレムの(スリリングな)空気感を存分に味わえるので(笑)、勇気のある方はぜひチャレンジしてみてくださいね!

Paris Blues(パリス・ブルース)

レトロなハーレムのバーへタイムスリップ!

 

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パリス・ブルースは1968年、御年80オーバーの伊達男・サミュエル・ハーグレス氏がオープンさせたジャズやR&Bの演奏を楽しめるライブハウスです。
スタイリッシュで都会的なライブハウスが多い中、パリス・ブルースは昔のニューヨークの薫り溢れるローカルな雰囲気なのが魅力的です。

黒人の街・ハーレムでオールドスクールなR&BやJazz、Funkの生演奏を堪能しよう

 

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パリス・ブルースは地元の腕のたつミュージシャンやバンドがほぼ毎日出演しています。
パリス・ブルースが親切なのは、ホームページのスケジュールに「アーティスト名+音楽ジャンル」を明記していくれているところです。遊びにいく際はぜひスケジュールを確認してみてくださいね。

ちなみにこちらはR&BやFunkとジャズの両方が楽しめるので「ニューヨークのローカルなミュージシャンが見たい!」という方にはオススメです。

パリス・ブルースの周辺情報・アクセス

 

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パリス・ブルースはハーレムの中心から少し南に歩いたエリアにあります。
地下鉄の最寄り駅はA, C, B, Dライン、もしくは2, 3ラインの「125 St Station」(125ストリート・ステーション)駅からAdam Clayton Powell(アダム・クレイトン・パウエル)の記念碑と広場がある交差点まで歩き、そこからダウンタウンへ歩いていくと左手に見えてきます。

お店の前の道はメインストリートではあるものの、土地勘があったり日中歩いたことがないと少し怖い感じがするのでイエロー・キャブやUber、Lyftなどの配車アプリを利用することをオススメします。

店名:Paris Blues(パリス・ブルース)
住所:2021 Adam Clayton Powell Jr Blvd, New York, NY 10027
営業時間:12:00~3:00
電話番号:917-257-7831
予算:15〜30ドル
HP:https://parisbluesharlem.webs.com

Shrine(シュライン)

スリリングな地元の溜まり場でローカルのライブを楽しむ

 

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シュラインは日本語のまとまった情報がちゃんと出てこないライブハウスのひとつです。
まあ、単刀直入に言って入るのに勇気が要るお店です。なぜかって?店の周辺も店の前もやんちゃそうな黒人が溜まっているからです。黒人の街・ハーレムなので当たり前っちゃ当たり前なのですが、お店に入るとこれまたやんちゃな雰囲気の内装に圧倒されます。笑

色々と圧倒された末に出てくるのは主にジャズとR&Bのアーティストです。ここも主にローカルなミュージシャンが出演し、ディープでグルーヴィーな演奏で盛り上がっています。オープンマイクやDJ(日本人がやっていることもある!)がプレイする時間帯もあるので、今どきのローカルなハーレムを満喫したい方にオススメです。

 

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シュラインの周辺情報・アクセス

 

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シュラインはハーレムの中心部である125ストリートから少しアップタウン方面に歩いた134ストリート周辺にあります。

地下鉄の最寄り駅は2, 3ラインの「135 St Station」(135ストリート・ステーション)駅です。
地上へ出たら西の方角へ歩くと「YMCA・ハーレム」が見えるのでそのまま歩き、Adam Clayton Powell Blvd(アダム・クレイトン・パウエル通り)との交差点を左折しダウンタウンへ1ブロック歩いていくと左手に見えてきます。

お店の前の道はメインストリートではあるものの、この辺を遅い時間に出歩くのは物騒なのでイエロー・キャブやUber、Lyftなどの配車アプリを利用することをオススメします。

店名:Shrine(シュライン)
住所:2271 Adam Clayton Powell Jr Blvd, New York, NY 10030
営業時間:16:00~4:00
電話番号:212-690-7807
予算:20〜50ドル
HP:http://www.shrinenyc.com

Apollo Theater(アポロ・シアター)

黒人ミュージシャンの聖地

 

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アポロ・シアターはニューヨークで最も有名な劇場のひとつです。ハーレムのランドマークとなっていているアポロ・シアターは1860年代にダンスホールとして設立されました。その後劇場となり、アフリカン・アメリカンのミュージシャンが目指す最高峰のライブハウスとなりました。

アポロ・シアターのエントランスの足元には、マイケルジャクソン、スティーヴィー・ワンダー、アレサ・フランクリン、ホイットニー・ヒューストンら、黒人の伝説的ミュージシャンたちの名前が刻まれたレリーフがたくさん埋め込まれています。

 

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私がこの記事を執筆している2019年12月には、ゴスペル界で有名なヨランダ・アダムスやドナルド・ローレンスが「ゴスペル・セレブレーション」というイベントを開催したり(ゴスペル好きな人は必見です!)、これまでもアル・グリーンやファレル・ウィリアムス、近年でもブルーノ・マーズが「LIVE at Apollo」と題したステージを行うほどアポロ・シアターは「黒人ミュージシャンの聖地」とされているのです。

アマチュア・ナイトはニューヨーク一番人気のイベント

 

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そんなアポロ・シアターでは、毎週水曜日の19:30からニューヨークで一番アツい、熱狂のイベントが繰り広げられます。
それが「アマチュア・ナイト」というライブ形式のオーディション・イベントです。その名の通りアマチュアのシンガーやダンサー、その他コメディアンなどが出演するプロへの登竜門です。

10組程度の出場者からその日の優勝者が決まり、上位入賞者は1ヶ月に1度行われる「ショーオフ」に出演することが出来ます。
そこでも上位入賞することで3ヶ月に1度行われる「トップ・ドッグ」に出演することが出来、さらにそこでも勝ち抜くことで年に1回、11月に行われる「スーパー・トップ・ドッグ」に出演することが出来るのです。

年間チャンピョンを決める大会である「スーパー・トップ・ドッグ」を勝ち抜くと賞金2万ドル(約220万円)がもらえ、その間にメディアでも取り上げられるのでスターになるきっかけを掴めると言われるわけです。

アマチュア・ナイトを採点をするのは観客として見に来たあなたの拍手や歓声です。
アポロ・シアターに設置されている騒音計で会場の盛り上がりが数値化され、その点数でランキング付けされるので観客の責任も重大です。そのため、本編が始まる前にアポロ・シアターのハウスバンドが絶品のパフォーマンスを行い、会場をハチャメチャに盛り上げてからオーディションが始まるということは日本で殆ど知られていません。

たとえ洋楽に詳しくなくても周りの熱狂ぶりが凄すぎて勝手に気持ちが高まっていくようなイベントです。ニューヨークを訪れる際は必見ですよ!

アポロ・シアターの周辺情報・アクセス

 

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アポロ・シアターはハーレムの中心部、125ストリート沿いに位置しています。というか、アポロ・シアターを中心に街が栄えている、と言っても過言でないほど、ハーレムの象徴的施設なのです。

地下鉄の最寄り駅はA, C, B, Dライン、もしくは2, 3ラインの「125 St Station」(125ストリート・ステーション)です。
地上に降りたらメインストリートをそれぞれ東側/西側へ歩いていくと道沿いに大きなネオンの看板が見えてきます。

アポロ・シアターはハーレムとはいえ繁華街のど真ん中なので日付が変わるまでならば安全に出歩けます。
地下鉄の駅からのアクセスも良く、たくさんの観客がどちらかの125ストリート・ステーションへ向かって歩いていくので心配はご無用です。

しかし、滞在先のアクセスが悪い方や、ハーレムで寄り道してから遅い時間に帰りたい方はイエロー・キャブやUber、Lyftなどの配車アプリを利用することをオススメします。

店名:Apollo Theater(アポロシアター)
住所:253 W 125th St, New York, NY 10027
営業時間:水曜日 18:00~22:00(アマチュア・ナイト)
電話番号:212-531-5300
予算:25〜45ドル程度(席による)
HP:https://www.apollotheater.org

まとめ

アメリカのライブハウスと日本のライブハウスの違い

アメリカのライブハウスと日本のライブハウスとで決定的に異なるのは「コール&レスポンス」と「シンガロング」というカルチャーでした。ニューヨークだろうがニューオーリンズだろうが、アメリカのライブハウスではミュージシャンが観客を煽りまくり、それに対して観客が踊りまくり、歌いまくり、盛り上がりまくるのです。

そして、バラードや有名曲を演奏される際は観客が総出で口ずさみ、まるでゴスペルのような一体感に会場が包まれることもあります。日本では「他の人の歌を聴きにきたわけじゃない!」と怒る観客やアーティストが多いと言われるので意見が分かれるかもしれません。

しかし、アメリカのライブハウスの熱気を見たら「これもアリなのかなぁ」と思うようになるはずです。
なぜなら、そこにいる観客もミュージシャンもライブを心から楽しんでいるのですから。

 

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ニューヨークのライブハウスへ行ってみよう!

ニューヨークにはたくさんのライブハウスがありますが、ジャズクラブ以外の情報が少ないのが淋しいところです。私はアメリカのライブハウスを巡り歩くにあたり、もはや日本語の情報はさほど当てにせず英語で情報を調べてリストアップし、毎晩通い倒していました。

この記事にはガイドブックに出てこないようなライブハウスもありますが、いずれも観光客に人気な良質な場所です。
音楽の本場・ニューヨークで見られる外国人のパフォーマンスはとても楽しく感動的なのでニューヨークを訪れる際はぜひ遊びに行ってみてくださいね!

【プロが選ぶ!】ジャズの聖地・ニューヨークのおすすめジャズクラブ10選

11月 29, 2019
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