最近知り合いの女の子に生理学、栄養学に基づいたダイエットのコツをあれこれ話す機会があった。
ヴォーカリストは身体が資本。加えて、運動が好きなのもあって筋肉の構造からストレッチ、栄養etc…体にまつわることはそれなりに勉強したし、メンテナンスも怠らないようにしている。
それもあって周りの女性からそういう話を振られると、食事抜きダイエットの無謀さというか恐ろしさについて話すことがあるのだが、筋トレしたり有酸素運動したりワークアウトを取り入れながら、栄養バランスを変えるという「原理原則」を信じてくれない人がやたらと多い。
「筋トレしたら脚が太くなるんじゃないか?」
「プロテイン飲んだらがっつり筋肉が付くんじゃないか?」
「普通に食べていいなんて・・・太っちゃう!」
「走るのはちょっとしんどいかなぁー」
こんな声がわんさか挙がる挙がる。
・・・大食いの私からすれば食事を我慢するなんてハーフマラソン走るよりしんどいのにw
ともかく、女性が筋トレしたらむしろ脚は引き締まるし、プロテインを飲むことで爪、髪、肌の質が良くなるといった美容効果もあるし、ランニングやヨガの雑誌を開けばスタイルが良く健康的で綺麗な一般女性が沢山出ている。
入り口となる食べ物をシャットダウンすることで、そりゃあ生き物の摂理に基づく方法だから数字的には痩せられるけれども、その痩せ方は体にとって非常に不適当なのだ。
だから「こういう運動をしたら良いよ」とか、「この栄養素にはこういう効果があるからこういうバランスで、こんな感じで食事を取ったら良いよ」とか、「プロテインを飲めば肌ツヤも良くなるしダイエットが捗るよ」とか、そんな話をするのだ。
ただ、話を聞いて試してみる人は少ない。
試してみて続く人はもっと少ない。
勉強とかダイエットは、ちゃんと方法論があってそれを継続することが出来れば少なからず結果が出るようになっている。そこに行くのに近道はないけれど、道筋はちゃんとあって、ヒントを教えてくれる人がいたり本が売っていたりする。
大事なのは「なぜ続かないのか」を突き詰めて、そこからどうするか考えてみることだ(「どうやったら続けられるのか」とはまた違う)。
これは私見に過ぎないが、なぜその一つの答えは「気持ちが固まっていないから」だ。
ダイエットなら「なんで痩せたいのか」が、筋トレなら「なんで鍛えるのか」が、勉強なら「なんでその資格を取りたいのか」とか、、「モチベーションの原動力になる動機」がしっかりないとどうも物事は続きにくい。
どんなに良い方法があっても、気持ちが伴っていないと結果を出すのは難しい。
だから、少なくとも自分が人に教える時は気持ちが最高にノるよう心がけている。
我慢とか気力とか、、そういうのも大事だし最後はそこだと思うが、最初は気持ちだと思う。
かわいくなりたいとかかっこよくなりたいとか、資格を取ってその仕事をしてこうなりたいああなりたいとか、そんなところからで良いと思う。
その次に、勢いで手を出してみながら気持ちが続いているうちに、「気持ちの奥にあるもの(動機の部分)」を追い求めてみる。
「だからこうなりたいんだ」、あるいは「これが出来なきゃ死ぬ!」(私がインドに行く前に英語の勉強を頑張れたのはココw)、それがしっかり見えてくるといよいよ続けたい気持ちが諦めたい気持ちに勝ってくる。
そこまでくれば、あとはだいたい良い感じになっていく。
良い感じになっていったまでの話を時々していこうと思う。
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