こういったお悩み、解決します。
本記事の内容
- ピアノソロ(普通のピアノ演奏)とピアノ弾き語りの違い
- 2種類あるピアノ弾き語りのアプローチ
- 簡単にピアノ弾き語りするのに必要なもの
- ピアノ弾き語りを簡単に習得出来るコツ
- ピアノ弾き語りを習得するステップと練習方法・やり方
- 初心者でも簡単にピアノ弾き語りが出来る曲
本記事の筆者
この記事を書いている私はギターやピアノ弾き語りの指導も行うボイストレーナー、ヴォーカリストです。歌は楽器とともに弾き語りすることで、演奏と調和する感覚をつかめて上達が早くなるため、本業の人ほど上手くないですがピアノ弾き語りの指導もしています。
今回は「初心者がピアノ弾き語りを簡単に出来るようになるコツ・練習方法」についてお話ししていきます。
ピアノの弾き語りって、なんだか難しそうなイメージがありませんか?ピアノだけですら難しそうなのに、ピアノに合わせて歌も歌うなんて・・・と思うかもしれません。
しかし、実はアプローチ方法やコツ、練習方法を工夫することで簡単にピアノ弾き語りが出来るようになります。
今回はまず、普通のピアノ演奏とピアノ弾き語りはどう違うのかという話をお伝えしてきます。そして、意外と知られていない2つのピアノ弾き語りのアプローチ方法をご紹介します。
結論、後ほど詳しくご紹介する「コード弾き」というアプローチ方法で、正しい手順に沿って練習していくことで、多くの方が思うよりかなり簡単にピアノ弾き語りが出来るようになります。
早く上達するためのコツや正しい手順、具体的な練習方法もご紹介しますので、この記事がピアノ弾き語りの上達に役立てば幸いです!
ピアノソロとピアノ弾き語りとの違い
普通のピアノ演奏(ピアノソロ)とピアノ弾き語りは一体何が違うと思いますか?ピアノ+歌、という他にも大きな違いがあります。それを知らずにピアノソロの練習をしていたら、なかなかピアノ弾き語りが出来るようにならないので要注意です!
普通のピアノ演奏(ピアノソロ)とは
ピアノソロとは、クラシックや映画、CM、ドラマなどでもおなじみの「ピアノだけでメロディと伴奏を弾く」ことを指します。その際、基本的に左手でベース音や和音(伴奏)を、右手でメロディや和音を奏でます。
ピアノ弾き語りとは
ピアノ弾き語りとは、アーティストや学校の先生の歌でおなじみの「歌に合わせて伴奏を弾く」ことを指します。その際、基本的にメロディを弾かず、和音やリズムの表現に徹するような演奏をします。ギターやウクレレの弾き語りと同じような弾き方を想像すると分かりやすいかもしれません。
ピアノ弾き語りは簡単?難しい?
ピアノ弾き語りの難易度はアプローチ方法によって変わります。ここではピアノソロの世界で一般的な「楽譜を見て演奏するアプローチ」と、ピアノ弾き語りの世界で一般的な「コード譜を見て演奏するアプローチ」の2種類をご紹介いたします。結論、私がおすすめするのは後者です。
楽譜を見て演奏するアプローチ
世の中にあるほとんどのピアノの教本・教則本や多くのピアノレッスンは楽譜を見て演奏するアプローチを採用しています。楽譜に記載されているのは主に音楽記号や音符などです。
ピアノソロをする場合、メロディや伴奏の弾き方が楽譜にて指定されています。例えば、五線譜の「ド」の音に8分音符(「♪」←こういう音符)が記載されていたら、ドの音を8分音符の長さだけ弾く必要があるわけです。
ピアノでメロディも伴奏も全てこなす場合はしっかり指定されていることで、ちゃんとした演奏が出来るものの、ピアノ弾き語りをするに際して全て楽譜通りの演奏をしようとするとかなり消耗します。アーティストや楽曲の特性を掴むために完コピする目的であれば良いでしょうが、ピアノ弾き語りを習得する上で、楽譜の知識の多くは必要に応じて学ぶ程度で問題ありません。
コード譜を見て演奏するアプローチ
これがこの記事の最も重要な部分です。ピアノ弾き語りをする人のほとんどは、コードを覚えてコード譜を見て演奏しているのです。コードとは、2つ以上の音が同時になった際に生じる音の響き(和音)のことを指します。
コードは大きく分けて明るい音色の「メジャーコード」、暗い音色の「マイナーコード」があり、その他に複雑な響き方をする音色のコードがいくつも存在します。そして、音楽的な規則に則ったコードの組み合わせを「コード進行」と言います。コード進行は、いわばピアノソロにおける「伴奏」の部分を簡素化したものだと捉えると分かりやすいです。
この記事であなたへ最もお伝えしたいのは「コード弾きが最速かつ最強の、ピアノ弾き語りをマスターするコツ」ということです。もし、弾き語りを習得しつつピアノを本格的に演奏したいという野望がある場合も、コード弾きを一通り習得した上で楽譜を見るアプローチをすることでかなり上達が早まります。
ピアノ弾き語りをするために必要なもの
ここではコードを用いてピアノ弾き語りするために必要なものを3つご紹介します。
ピアノ
お手元にピアノがなくて、一体どんなピアノが良いかお悩み中の方は、おすすめの電子ピアノを価格別に選りすぐった「初心者におすすめの電子ピアノ15選と選び方を予算・タイプ別に解説」を参考にしてみてください!
コード譜
コード譜とは、「歌詞+コード」が書かれたものを指します。「歌詞+コード+メロディ」が書かれたメロディ譜でも構いません。コード譜は、インターネットで「◯◯(弾いてみたい曲名)+コード」と検索すれば簡単に見ることが出来ます。
本で持っておきたいなという方は「歌本」と呼ばれるコード譜やメロディ譜がまとまった本を一冊買っておくと、いろいろな曲をつまみ食い出来ておすすめです!
教本
独学でコード弾きでピアノ弾き語りにチャレンジする方は、「弾き語りに特化した教本」を何か1冊入手しましょう。教本を持っていると、練習がてら簡単な楽譜の読み方(音符や記号の見分けや構成の把握など)やコードの仕組みなどを勉強出来るのでおすすめです(一般的なピアノ教本だとコードの話が出てこないので注意しましょう)。
・・・2〜3冊、おすすめ出来る本があったのですがなんと!絶版が重なったようで、個人的に初心者が読んでしっくり来るであろう本が「はじめよう! ピアノでコード弾き」だけになってしまいました。ピアノ弾き語りは本当に楽しいので、当ブログでもピアノ弾き語り講座のような記事を執筆していこうかと思います!
ピアノ弾き語りを簡単に習得出来るコツ
ピアノ弾き語りを簡単に習得するためには、これからご紹介する4つのコツを意識してみましょう。
好きな曲かつ簡単そうな曲を選んで練習する
最も重要なのは「好きな曲かつ簡単そうな曲」を選んで練習することです。たとえば、ピアノの教本を開くと大抵の場合「ダニー・ボーイ」とか「少年時代」のような、スタンダードになっているような定番曲が掲載されています。
それでも良い方は良いのでしょうが、LiSA「紅蓮華」やRADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」もかなり簡単に弾くことが出来ます!
好きな曲を選んで練習することでより練習にのめり込むことが出来、上達も早くなるのでピアノ弾き語りを簡単に習得出来るのです。ただ、「簡単そうな曲」と言われてもピンとこないかもしれないので、「ピアノ弾き語り!初心者におすすめの練習曲20選」をチェックしてみると良いですよ!
コードを覚えてコード弾きの練習をする
先ほど「コード譜を見て演奏するアプローチ」という見出しでも触れましたが、ピアノ弾き語りをするには一般的なソロピアノを弾くための、「楽譜(五線譜)を見て演奏するアプローチ」よりもコードを覚えてコード弾きの練習をして、最終的に「コード譜を見て演奏するアプローチ」で練習する方が断然上達が早いです。
というか、ソフトボールと野球位、ソロピアノとコード弾きは別物なのです!コードについてはのちほど詳しく触れるので、ここでは「ピアノ弾き語り=コードを使って演奏するもの」と認識して頂ければ大丈夫です。
ピアノと歌は別々に練習する
ピアノ弾き語りが難しく感じる理由は、「歌うこと」と「ピアノを弾くこと」を同時にこなさないといけないからです。
なので、練習をする際はいきなり歌とピアノの両方を合わせようとするのではなく、まずピアノだけを練習していき、次にコードが変わるごとに「ジャーン」とピアノを弾き、さらにリズムパターンや押さえ方にアレンジを加えていきます。
ピアノの上達に合わせてまずは軽く歌を加えていき、噛み合わせていってからしっかりと歌を乗せていくことで徐々に弾き語りに慣れていきます。
右手の動きと左手の動きは別々に練習する
ピアノの演奏が難しく感じる理由は右手と左手、それぞれが異なる動きをするからです。
なので、歌とピアノの演奏を分けるだけでなく、ピアノの演奏もまずは右手と左手、片手ごとに練習していくことがピアノ弾き語りを簡単に習得出来るコツです。
まずは右手でコードを素早く押さえられるように練習し、次にコードの変わり目に素早く対応出来るようにしていきます。
さらに、右手だけで簡単なリズムパターンを弾けるよう練習していきます。
右手も同様で、まずはコードのルート音(「C」なら「ド」音/後ほど詳しく解説します)を迷わず押さえられるように練習し、次にコードの変わり目に素早く対応出来るようにしていきます。
ここまで出来たら、いよいよ右手の動きと合わせて弾きます。右手は簡単なリズムパターン(4分音符で1・2・3・4〜)と弾き、左手は「1」のところだけ(1拍目)ジャーンと弾きます。
このパターンを滞りなく出来れば、あとはリズムパターンのバリエーションを増やしていくことで楽しく弾き語りが出来るようになるのです!
ピアノ弾き語りを習得するステップと練習方法・やり方
ここでは先にお伝えした「ピアノ弾き語りを簡単に習得出来るコツ」を踏まえて、実際にピアノ弾き語りを覚えるにはどういう手順・ステップで練習するのか、練習方法・やり方をご紹介します。
コードを覚える(右手)
ピアノ弾き語りは「コード」(和音)の押さえ方を覚えることがはじめの一歩です。
コードとは、2つ以上の音が同時になった際に生じる音の響き(和音)のことを指します。ピアノ弾き語りの際、ピアノの演奏は何をしているかというと、和音を色々な弾き方で奏でているのです。その和音に歌(メロディ)が合わさることで「弾き語り」となるわけです。
なので、コードの押さえ方を覚えることが最重要なのですが、まずは「C、F、G、Em、Am」5つのコードを覚えましょう。これら5つのコードはピアノ弾き語りをする上で最も頻繁に登場する定番コードです。
Cの場合、「ド・ミ・ソ」の鍵盤を右手の親指、中指、小指でそれぞれ押さえます。
Gの場合、「ソ・シ・レ」の鍵盤を右手の親指、中指、小指でそれぞれ押さえます。
押さえ方には色々なバリエーションがありますが、まず覚えるべきは「右手の親指、中指、小指を使ったフォーム」です。
この調子でひと思いに他のコードの押さえ方も見ていきましょう!
F:「ファ、ラ、ド」の鍵盤を上記のフォームで押さえます
Em:「ミ、ソ、シ」の鍵盤を上記のフォームで押さえます
Am:「ラ、ド、ミ」の鍵盤を上記のフォームで押さえます
これら5つのコードの押さえ方を覚えることで何が起きると思いますか?
たとえば「スタンド・バイ・ミー」が弾けるようになります。最近の洋楽だとブルーノ・マーズの「ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー」も。邦楽だと「ルージュの伝言」や「さくら」など、挙げればキリがないほどたくさんの曲を弾けるようになるのです!
ちなみに、5つも覚えた頃には応用を聞かせて簡単にそれ以外のコードも弾けるようになってしまいます。この点はギターのコードを覚えるより100倍簡単だと思います。
コードに合ったベース音を覚える(左手)
右手でコードを押さえられるようになったら、次は左手の練習です。ピアノ弾き語りをする上で左手が果たす役割は「ベース音の演奏」です。ベース音というのは楽曲の中で耳にする低い音のことを指します。想像が付きにくい方はスピッツの「チェリー」をじっくり聴いてみるとお分かりになるはずです!
コードに合ったベース音の中でも最も土台となっているのが「ルート音」と呼ばれる、音楽的にいうとコードの土台となる音です。たとえばCというコードは「ド・ミ・ソ」の組み合わせなのですが、このうちの「ド」がルート音です。
ここでは難しい説明は避けますが、他にもFなら「ファ」、Gなら「ソ」、Amなら「ラ」、Emなら「ミ」が各コードのルート音です。
まずはこのルート音を右手のコードに合わせてジャーンと鳴らします。慣れてきたら、左手の小指と親指を広く開いて、低いルート音と高いルート音を交互にリズミカルに弾くようにしていきます。
ベース音の動きには色々なバリエーションがありますが、まずはこの2パターンで十分です。
片手ごとに簡単なリズムパターンを覚える(右手 / 左手)
右手でコード、左手でベース音をそれぞれまよわず簡単に弾けるようになったら、次に覚えるべきはリズムパターンです。
リズムパターンは奥が深い世界ですが、まずは「ジャーーーン」(全音符)と「ジャン、ジャン、ジャン、ジャン」(4分音符)の2つの組み合わせを覚えましょう!
パターンA 左:全音符 / 右:全音符
パターンB 左:全音符 / 右:4分音符
パターンC 左:4分音符 / 右:全音符
パターンD 左:4分音符 / 右:4分音符
これら4つのリズムパターンで片手ごとにコード・ベース音を奏でる練習をしていきます。慣れてきたら両手同時に演奏してみましょう。そして、並行して好きな曲のコードを見ながら実践してみましょう!するとどうでしょう。「さくら」で聞き覚えのあるパターンや「レット・イット・ビー」で聞き覚えのあるパターンとほぼ同じようなピアノが弾けるようになるのです!
これら4つのリズムパターンを起点にして、ここから先は教本や実際の演奏を参考にして色々なバリエーションを身に付けていきます。
両手でピアノだけを演奏する(両手)
右手はコード、左手はベース音。そしてリズムパターンをいくつか身に付けたところで次にやるべきは「なるべく止まらずに1ブロック(Aメロ、Bメロ、サビなど)を弾ききる練習です。まだ歌は乗せませんよ!
慣れないうちはコードの変わり目(コードチェンジ)で「次はどう押さえるんだっけなー」と迷いが生じます。このなるべく止まらずに弾ききる練習を続けることで、次第にスムーズにピアノを演奏出来るようになっていきます。
歌を乗せて良い目安は「コードチェンジで止まらず、スムーズにピアノを演奏出来るようになった頃」です。
ピアノ演奏に鼻歌を乗せる(ピアノ+歌)
いよいよここからはピアノの演奏に歌を乗せていきます!
いきなり歌詞を歌うのではなく、まずは鼻歌(ハミング)や「ラララ〜」といった具合にメロディだけを口ずさむのがポイントです。いきなり歌詞で歌ってしまうと歌詞に集中してしまい、ピアノ弾き語りが上手くいきません。
まずはピアノの演奏と歌のメロディのリズムを簡単に合わせる練習をすることで、後ほど上手にピアノ弾き語りが出来るようになるのです!
ピアノ演奏に歌詞を加えて弾き語る(ピアノ+歌)
さて、いよいよ最後のステップです。ピアノの演奏と歌のメロディのリズムが合うようになってきたら、いよいよ鼻歌や「ラララ〜」を歌詞に切り替えてみましょう!
はじめのうちは歌い回しが難しいところや歌詞がうろ覚えなところでつっかえてしまうかもしれません。なので、もしつっかえそうになったら適当な言葉でごまかして歌うのがポイントです!練習を繰り返す中で自然とつっかえずに歌えるようになっていきます。
また、弾き語る際はまずはパートごとに区分けして練習するようにしましょう。パートごとの完成度を高めていき、歩い程度納得がいくようになったら1番を丸ごと、2番を丸ごと弾き語ってみるのがポイントです。
こうすることで、最終的に1曲を通しで、スムーズに演奏出来るようになっていきます!
歌の練習はどうすれば良いですか?
これはまさしくその人によって異なるのでここではなんとも言えません。
当HPのメインコンテンツはボイストレーニングなので、「ボイストレーニング(ボイトレ)とは?どんなことをするのか」を起点に気になる記事を読んでみると何かヒントになるかと思います!
曲の聴き方や歌詞を覚える方法については「【音程が良くなる!?】プロ直伝!歌が上手くなる曲の聴き方・覚え方」という記事がおすすめです。曲の聴き方が分かるとピアノの練習も捗るはずです!
初心者でも簡単にピアノ弾き語りが出来る曲を紹介!
ここでは男性曲、女性曲から1曲ずつ、初心者でも簡単にピアノ弾き語りが出来る曲をご紹介します!
男性曲
浦島太郎(桐谷健太) – 海の声
- ピアノ難易度:⭐️
- ヴォーカル難易度:⭐️
auのCMで一役話題となった「浦ちゃん」演ずる桐谷健太の沖縄テイストなバラード「海の声」。三線の音色が印象的ですが、良く聴くとピアノやギターの音色も入っていてピアノ弾き語り向けな曲です。
テンポもゆったりしていて音域はかなり狭め、メロディもコードもシンプルなのでかなりおすすめですよ。
女性曲
宇多田ヒカル – 花束を君に
- ピアノ難易度:⭐️
- ヴォーカル難易度:⭐️⭐️
実は宇多田ヒカルからは初期の「First Love」を推したいのですが、より世代を超えて知られているのは「花束を君に」でしょということでこちらをピックアップしました!
原曲はキー=「E」で、ゆったりとしたテンポかつ、シンプルなコード進行やメロディなので演奏しやすい部類に入ります。
初心者におすすめのピアノ弾き語り練習曲は他にもたくさんあります!!
この記事では誌面の兼ね合いで上記の2曲をおすすめしてみましたが、「ピアノ弾き語り!初心者におすすめの練習曲20選」にて、初心者におすすめのピアノ弾き語り練習曲をたくさん紹介しているのでぜひご覧ください!
そもそもピアノ弾き語りが簡単なのはどんな曲なのか?といった話もしているので、これから取り組む練習曲選びの参考になれば幸いです。
こんな方は音楽教室でレッスンを受けるのがおすすめ!
ピアノ弾き語りを早く上達したい方や、本格的に歌もピアノも習いたい方は音楽教室でレッスンを受けるのがおすすめです。
唯一注意すべきことは、クラシック畑の先生でなくポップスやジャズ、すなわちコードが分かり自分で歌も歌う先生を選ぶようにすることです。なぜなら、クラシック畑の先生の中には有名な音大を出ていてもコードはさっぱり分からないという方が多いからです(クラシックとコード弾きではソフトボールと野球くらい「別物」だからです)。
ヴォーカルコースや弾き語りコースがある音楽教室には、シンガーソングライターや弾き語りが得意な先生も少なからずいるので、弾き語りのレッスンを受けたい場合はピアノに特化した教室よりも複数のコースがある総合音楽教室をおすすめします。
また、この記事では特定の教室をおすすめしませんが、大手音楽教室での勤務経験も豊富な私が書き上げた音楽教室の比較記事「おすすめの音楽教室ランキング【ボイストレーナーが選ぶ!】選び方、ポイントとは?」が参考になるかもしれません。
まとめ
今回は、「初心者がピアノ弾き語りを簡単に出来るようになるコツ・練習方法」をご紹介してきました。
ピアノ弾き語りをするにあたってはコード弾きを覚えるのがおすすめで、歌とピアノを切り分けて練習したり、ピアノも右手と左手をまずは片手ずつで練習していくという手順を踏むことで、簡単にピアノ弾き語りが出来るようになります。
思うに、簡単なコード弾きをする分にはギター以上に難易度が低いような気すらします。ユーミンやビリー・ジョエル、ヒゲダン・藤原のようにカッコ良くピアノ弾き語りが出来るよう、少しずつ練習していきましょう!!
初心者におすすめのピアノ弾き語り練習曲
「好きな曲かつ演奏が簡単そうな曲」がおすすめ、という話をしたものの、「どの曲が簡単か分からない!」という方がほとんどだと思います。そんな方におすすめな記事が「ピアノ弾き語り!初心者におすすめの練習曲20選」です。
この記事でピックアップした曲はいずれもコードが簡単、テンポがゆったり目、歌も比較的簡単という条件を満たした楽曲ばかりです。ぜひ参考にして頂き、ピアノ弾き語り上達の足掛かりになれば幸いです!
ピアノ弾き語り系アーティストのススメ
下記の記事ではピアノ弾き語り系のアーティストを男女それぞれ特集しています。ピアノ弾き語りをする上で、プロのプレイを見ることでテンションが上がって練習が捗るのでぜひチェックしてみてくださいね!