マーヴィン・ゲイのおすすめ名曲・人気曲!絶対に聴くべき代表曲10選

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60年代から80年代初頭にかけてR&Bの世界で大活躍したマーヴィン・ゲイ。

ゴスペルを通して音楽に目覚め、ドゥーワップやコーラスグループで活躍の兆しを見せ、モータウンでデビューしてからも四苦八苦した日々。
その後、今日でこそ普通のセルフ・プロデュースで社会的なテーマをモチーフにアルバムを発表以降、70年代のR&Bを牽引し、R&Bに限らず、今日でもあらゆるジャンルのアーティストに影響を与え続けています。

今回は、そんな伝説のソウルシンガー、マーヴィン・ゲイの代表曲・名曲から、ボイストレーナー/ミュージシャンである私が10曲を厳選して時系列順に紹介します!
マーヴィン・ゲイのエピソードや最もおすすめな名盤についてもお伝えしていくのでぜひお楽しみくださいね!

マーヴィン・ゲイについて

音楽との出会い

マーヴィン・ゲイは1939年、アメリカの首都、ワシントンD.C.にて牧師を務める父、マーヴィン・シニアと母、アルバータのもとに生まれました。物心つく前から地元の教会に通い、ゴスペルに親しむと共に、歌だけではなくピアノやドラムといった、いくつかの楽器にも触れるようになったことが音楽との出会いでした。

タミー・テレルとの出会いと別れ

モータウンにてデビュー後、四苦八苦しながら徐々にアーティストとしての芽を出していった彼は、タミー・テレルと出会い、相性抜群のデュエットでのレコーディングやライブ活動をすることで人気を決定付けたのです。

後に紹介する「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」を筆頭に、数多くのヒット曲を繰り出したものの、ある時テレルは彼とのステージ中に倒れた後、病状が改善せず1970年に死去してしまいました。

ソウルメイトとも言える最高のパートナーを失った彼は、失意のもと音楽活動を休止してしまいます。

ニューソウルの夜明け、唐突な最期

そんな折、ベトナム戦争から復員してきた弟との再会をきっかけに、音楽を通して社会的問題を扱ったアルバム「ホワッツ・ゴーイン・オン」をセルフプロデュースで世に放つと大ヒットを飾り、世界的に有名になったのです。

以降、センセーショナルな存在としてスティーヴィー・ワンダーやカーティス・メイフィールド、ダニー・ハサウェイらと共に、「ニューソウル」の旗手となり、大きな困難が襲いながらも70年代のR&Bを牽引し続けたのです。

しかし、1984年、自宅で両親の夫婦げんかを仲裁した際、父と口論になり、激昂してしまった父に銃殺され、わずか44年の生涯に幕を閉じてしまったのです。

I Heard It Through The Grapevine(邦題:悲しいうわさ)

リリース年:1968年
収録アルバム:悲しいうわさ

60年代のマーヴィン・ゲイの代表曲ひとつが「悲しいうわさ」です。
「キャント・バイ・ア・スリル」に収録されているこの曲は、グラディスナイト&ザ・ビップスがリリースした曲で、マーヴィン・ゲイの他にもスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズもカヴァーしています。

本家もヒットしましたが、マーヴィン・ゲイのバージョンはビルボード7週連続全米1位と大ヒットを記録し、彼にとって最大のヒット曲です。

いかにも60年代な、ちょっとサイケデリックでマイナー感溢れる曲調がカッコ良いですね。マーヴィン・ゲイの持ち味であるセクシーなファルセットが聴きどころです。

What’s Going On(ホワッツ・ゴーイン・オン)

リリース年:1971年
収録アルバム:ホワッツ・ゴーイン・オン

マーヴィン・ゲイで一番の代表曲であると同時に、ポピュラーミュージック史においても最もインパクトが強かった曲のひとつが「ホワッツ・ゴーイン・オン」です。

ベトナム戦争に従事していたマーヴィン・ゲイの弟の経験を元に作られた反戦歌として非常に有名なのですが、その背景には黒人の人権を打ち出した公民権運動を排斥する社会情勢を憂うというコンセプトもあるのです。

R&Bを知るために最も重要な一曲と言っても過言ではないので別途、この楽曲やアルバムについて言及していきますね。

Mercy Mercy Me (The Ecology)(マーシー・マーシー・ミー)

リリース年:1971年
収録アルバム:ホワッツ・ゴーイン・オン

アルバム「ホワッツ・ゴーイン・オン」に収録されているマーヴィン・ゲイの人気曲のひとつが「マーシー・マーシー・ミー」です。

副題に「The Ecology」と記されているこの曲は、一見優しい歌声と演奏のミドルテンポの楽曲なのでラブソングに聴こえなくもないですが、実は環境問題がテーマとなっているシリアスな楽曲なのです。

「青空は失われ、汚染物質が北から南から、風に乗って拡散している」
「大地と空には放射能があふれ、動物たちや魚たちが死んでいく」

アルバム「ホワッツ・ゴーイン・オン」は、ビルボード全米最高2位を記録しただけでなく、70年代のR&Bのトレンドとなった社会的なことや内面的なことを歌うニューソウルの出発点となるような名盤としても多くの人々に親しまれています。

Let’s Get It On(レッツ・ゲット・イット・オン )

リリース年:1973年
収録アルバム:レッツ・ゲット・イット・オン

「レッツ・ゲット・イット・オン」は、それまでのマーヴィン・ゲイと異なり、ソウルミュージックの本筋とも言える官能的でセクシーな情熱が溢れ出る人気曲です。アルバムとしては全米2位、シングルとしては全米1位に輝いた中期の名盤です。

当時、ここまで明確にセックスをモチーフにした楽曲がこれまでに少なかったこともあり、マーヴィン・ゲイやソウルフリークの間でも評価が分かれる曲です。しかし、この情熱ほとばしる感じ、60年代の牧歌的なソウルミュージックにはなかったグルーヴ感や高揚感が堪りません!

Distant Lover(ディスタント・ラヴァー / 邦題「遠い恋人」)

リリース年:1973年
収録アルバム:レッツ・ゲット・イット・オン

私がマーヴィン・ゲイで最も好きな曲は「ディスタント・ラバー(邦題「遠い恋人」)」です。
アルバム「レッツ・ゲット・イット・オン」に収録されているこの曲は、マーヴィン・ゲイの真骨頂であるブルージーなスローバラードです。

自分から去っていった恋人に対して「お願いだから、、戻ってきてくれ!」と訴えかける歌詞を歌うマーヴィン・ゲイのセクシーなファルセットとシャウトはこれぞソウルミュージック!これぞR&Bと、ソウルフリークならば誰もが認める名曲です。

この曲に関してはライブ盤を動画で見て、全身から溢れ出るエネルギーや表現を感じながら聴くことで、マーヴィン・ゲイの歌唱力や表現力の豊かさ、ほとばしるパッションをより感じることが出来ておすすめです!

I Want You(アイ・ウォント・ユー)

リリース年:1976年
収録アルバム:アイ・ウォント・ユー

1976年にリリースされたアルバム「アイ・ウォント・ユー」は、「ホワッツ・ゴーイン・オン」、「レッツ・ゲット・イット・オン」に並ぶソウルミュージック屈指の名盤です。

その中のタイトル曲でもあるこの曲は、長くてシリアスな音色のイントロに始まり、パーカッションやマーヴィン・ゲイの絡みつくような歌声が魅力的なメロウな一曲です。

メッセージ性や政治性を打ち出した「ホワッツ・ゴーイン・オン」のようなまっすぐさや厳かさから遠ざかり、どこか世俗的で中毒性あるメロディのリフレインが心地良いです。お酒を飲んでほろ酔いになり、踊りながら聴くとどハマりしてしまいそうですね。

Got To Give It Up(ゴット・トゥー・ギブ・イット・アップ / 邦題「黒い夜」)

リリース年:1977年
収録アルバム:ライヴ・アット・ザ・ロンドン・パレディアム

マーヴィン・ゲイにとって最後のヒット曲となったのが「ゴット・トゥー・ギブ・イット・アップ / 邦題「黒い夜」」です。コテコテのファンクよりは柔らかいファンクチューンで、グルーヴィーなリズムとセクシーな歌声が魅力的です。

ライブアルバム「ライヴ・アット・ザ・ロンドン・パレディアム」のおまけ的な位置付けで収録されたこの曲は、のちにシングルカットされると全米R&Bチャートで5週連続1位を飾り、スティービー・ワンダー「Sir Duke」、イーグルス「Hotel California」、アバ「Dancing Queen」など名曲が揃う1977年のチャートを彩りました。

Sexual Healing(セクシャル・ヒーリング)

リリース年:1982年
収録アルバム:ミッドナイト・ラヴ

マーヴィン・ゲイの生前最後のアルバム「ミッドナイト・ラヴ」に収録された「セクシャル・ヒーリング」は、彼の楽曲の中で異彩を放つ一曲です。
なぜなら、これまで生演奏が織りなすファンキーでオールドスクールなグルーヴを武器にしてきたマーヴィン・ゲイは、ここでブラコン、いわゆるブラック・コンテンポラリーという80年代以降のトレンドとなったサウンドへ移行したからです。

マイケル・ジャクソンやルーサー・ヴァンドラスらが、いわゆる打ち込み系のサウンドと豪華なシンセの音色、そしてこれまでのソウルミュージックの真骨頂であったワイルドさやドロドロした部分を取り払い、セクシーで色気溢れる要素や洗練された雰囲気を基調に新時代を切り開いたのと同時期に、マーヴィン・ゲイもそこに乗っかるような形でこの曲をリリースしたと言っても過言ではありません。

この曲は、グラミー賞のベストR&Bボーカル・パフォーマンス賞とベストR&Bインストルメンタル賞の2部門を獲得したことからも、ブラコン勢の兄貴分としての意地や貫禄を見せつけたマーヴィン・ゲイの代表曲であるとともに、ソウルミュージック末期の名曲です。

Ain’t No Mountain High Enough(エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ)

リリース年:1967年
収録アルバム:ユナイテッド

残る2曲はデュエットソングを紹介していきます。まず1曲目が、こちらはソウルミュージック黎明期(れいめいき)の名曲として有名な「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」です。

マーヴィン・ゲイにとって最高のパートナーであったタミー・テレルとの伝説的デュエットソングは、「超えられない山なんてない、渡れない川なんてない」と高らかに、そして爽やかに歌い上げる雰囲気がとても清々しくて素敵な一曲です。

同時期のソウルミュージックには「ソウルの女王」アレサ・フランクリンや、若くして亡くなってしまったオーティス・レディングといった野太い歌声の歌手が多かったのですが、その中でこの2人は、お互いの声を引き立ようと、決して出しゃばることなく、阿吽の呼吸で気持ちよく声が重ねていったのです。

「歌は馬力じゃない、心だ」と思える、60年代を代表する名曲です。

You Are Everything(ユー・アー・エヴリシング)

リリース年:1973年
収録アルバム:ダイアナ&マーヴィン

ソウルフリークにとってもう一つの伝説的なデュエットソングが「ユー・アー・エヴリシング」です。
ソウルミュージックの大御所、ダイアナ・ロスは、タミー・テレルとはまた違った形で押し引きが上手で、相手を潰さない、包容力ある優しい声をしています。また、マーヴィン・ゲイも相手の歌声に自分の歌声を上手にフィットさせていける柔軟性ある声の持ち主であることから、やはりこの曲も時にソウルフルで、時にシルキーで絶妙な絡みが見られるのです。

最もおすすめな名盤は「ホワッツ・ゴーイン・オン」!

ヒットメーカーでもあったマーヴィン・ゲイのアルバムの中で、最もおすすめな名盤はずばり!「ホワッツ・ゴーイン・オン」です!

個人的にサウンドとして好きなのは「レッツ・ゲット・イット・オン」なのですが、本作はR&Bやアメリカンポップスの歴史的転換点となったような意義深い作品であるため、そのレガシーを少しだけお伝えしていきます。

まず、「ホワッツ・ゴーイン・オン」が歴史的に意義深い理由は、公民権運動が盛んで、かつベトナム戦争が影を落としていた時代に、黒人のアーティストがポピュラーミュージックを通して内省的な部分や社会問題を歌い、爆発的にヒットしたからです。

時代は、公民権運動を通して、少なくとも制度上は人種差別が不当と見做され、改善へ向かい始めた時期。
また、フォークの神様、ボブ・ディランやサイモン&ガーファンクルが詩的な歌詞に風刺を盛り込み、かたやヒッピーやフラワームーブメントの真っ只中で「愛だの平和だの」を声高らかに叫んでいた時期。

そこに、いわばマイノリティであるマーヴィン・ゲイは音楽を通して、流麗なテンションコードを駆使しながら都会的で洗練されたサウンドをバックに、パワフルなだけでなく柔らかくて軽やかな歌い口でソウルミュージックを「黒人の歌」から「アメリカ人の歌」へ押し上げていったのです。

マーヴィン・ゲイは、「ニューソウル」と呼ばれることになる70年代ソウルの旗手として大活躍することになったのです。

ベストアルバムから入っても◎ですよ!

現代の音圧がしっかりした楽曲を聴き慣れていると、この世代の楽曲を聴くとなんだか物足りなくなりがちです。
しかも、マーヴィン・ゲイは歌モノでありながらセッションぽくやっている曲も多いため、マイケル・ジャクソン以降のアーティストのように瞬間的にハマりにくいアーティストだと思います。

ですので、マーヴィン・ゲイの楽曲を色々聴いてみたいと思った方は、ベストアルバムから聴いてみることをおすすめします。いくつもベストアルバムが出ているのですが、最も定番なのはこちらです。

<NEW!>
新しいベストアルバムが発売予定です!こちらは、新しくリリースされるに際して現代の技術でリマスター(音源の改良)され、より臨場感あるサウンドに仕上がるようです。
そもそも、マーヴィン・ゲイのオリジナルアルバムはCDでなかなか売っていないという問題もあるので、なおさらこちらを購入されることをおすすめします!

さいごに

60年代から70年代にかけて大活躍したソウルミュージックの王様、マーヴィン・ゲイ。
彼の代表曲を時系列順に追っていくと、R&Bという音楽ジャンルが牧歌的なものから社会的なものへ、それと並行する形で愛や性的なものを打ち出そうと、コンセプトもサウンドも変化していくのが分かりやすいです。

モータウン的なサウンドからニューソウル的な洗練されたサウンドへ。
そしてファンキーなサウンドになったかと思えば最後はディスコチックなサウンドへ。

マーヴィン・ゲイがR&Bやアメリカン・ポップスの分野でレジェンドたる理由は、時代の最先端を駆け抜けながら、トレンドと個性・才能を掛け合わせてヒットソングを量産していたからに他なりません。

これを機会に、才能溢れるマーヴィン・ゲイの楽曲をぜひお楽しみいただければと思います!

マイケル・ジャクソンのおすすめ名曲・有名曲!絶対に聴くべき人気曲10選

12月 18, 2019
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