最近話題となっているオンラインレッスン。インターネット環境と通信端末さえあれば自宅で手軽に英語やヨガ、楽器や歌などのレッスンを受講出来ること、コロナ禍である昨今、感染リスクなく習いごとが出来ることが魅力です。
オンラインレッスンをやってみよう!と思い立ったときに気になるのが「何が必要なんだろう?」という部分ですよね。ガジェット(パソコンやスマホなど通信端末+その周辺機器)に詳しい方はぱっと思いつくかもしれませんが、そうでない方にとっては何を用意するべきか分からないということもあるはずです。
そこで本記事では、ボイストレーナー/音楽講師の私の経験や知識をもとに、オンラインレッスンを始めたい方、すでに始めていてよりレッスンの質を高めたい方へ向けてオンラインレッスンに必要なもの、「これがあるとレッスンの質が高まる」という揃えておきたいアイテム・機材についてご説明していきます。
オンラインレッスンに必要なもの
パソコン or スマホ or タブレット(通信端末)


オンラインレッスンを受ける際にはパソコンもしくはスマートフォン、あるいはタブレット、いずれかの通信端末が必要です。
オンラインレッスンは、いずれかの通信端末でインターネット環境に接続して、何らかのビデオ通話サービスを利用して受講する仕組みになっているからです。
おすすめはパソコン!
3つのアイテムを全て持っている方もいれば、スマホしか持っていない方もいらっしゃるかと思います。スマホしか持っていなければもちろんスマホでも構いません。
しかし、タブレットも持っている場合はタブレットを使うことをおすすめします。なぜなら、画面が大きいので講師の指導内容やお手本が動画で見やすいからです。
また、パソコンも持っている場合はスマホ、タブレットではなくパソコンを使うことをおすすめします。なぜなら、パソコンは基本的に音声や動画を処理する性能がこれらより高いため、よりスムーズに動画や音声の通信が出来るからです。
インターネット環境


もうひとつの必須アイテムはインターネット環境です。
注意したいのは「4G回線」や「4G回線」では映像のデータ通信量が多すぎるためオンラインレッスンの受講が困難という点です。
スマホやタブレットを使用する場合はWi-Fiに接続するようにしましょう。
また、パソコンの場合はWi-Fiに接続するか、もしくはLANケーブルを使って有線接続するようにしましょう。よりおすすめなのはデータ通信が最も安定している有線接続です。
3G回線/4G回線:通信サービス会社が提供する主にスマホ/タブレット向けのネット回線。オンラインレッスン受講は困難
Wi-Fi:データ通信が高速な回線が理想的。モバイルWi-FiルーターやフリーWi-Fiは通信速度が遅い傾向があるので△。利用する際はモデムから近い位置、電波が通りやすい位置でレッスンを受講するのがおすすめ
有線接続:LANケーブルを利用してモデムなどから有線でインターネット接続する方法。最も通信速度が早く、安定感もあるのでおすすめ
ビデオ通話サービス


楽器や歌のレッスンを含め、あらゆるオンラインレッスンではSkypeを中心に、ZoomやFacetime、LINEや自社製のビデオ通話サービスなど利用してレッスンを行っています。
基本的にはレッスンの提供元がサービスを指定するので、体験レッスンや通常のレッスンの際にどのサービスを利用するのかを事前に確認するようにしましょう。事前にインストール/登録作業することで慌てることなくスムーズにレッスンへ入れます。
※オンラインレッスンに適したインターネット環境か、事前に確認するのがおすすめ!
ここでご紹介したのはいずれもオンラインレッスンを受講する際に必要なアイテムです。通信端末を持っていることは大前提ですが、意外と見落としがちなのが「インターネット環境」です。
オンラインレッスンの体験レッスンへ申し込む前に、ご自身のインターネット環境がオンラインレッスンに適しているか、各サービス先にて必ず確認することをおすすめします。
オンラインレッスンの質を高めるために揃えたいもの
ここでご紹介するのはオンラインレッスンの質(画質/音質/快適さ)を高めるために揃えたいもの・機材です。
英会話やヨガ等と、楽器や歌とで若干異なるのでぜひ読み飛ばさずしっかりチェックしてくださいね!
ヘッドセット・イヤホンマイク


どんなオンラインレッスンにせよ、なるべく揃えたいのがヘッドセットやイヤホンマイクです。
マイクが付いたヘッドホンやイヤホンがあることでオンラインレッスンが大幅に受けやすくなります。
ヘッドセットやイヤホンマイクがない場合、オンラインレッスンの際に常に片手で端末を持つ必要もなくなり、一定の距離感で発話出来、相手の音声もよりはっきりと聴こえるからです。
特にオンライン英会話やボイトレの場合は自分の声や発音がはっきりと伝わること、なるべくクリアな音質で講師の指導や手本を聞くことがとても重要なので、まずはスマホに付属するイヤホンマイクを試してみましょう。
ちなみに、ヘッドセットやイヤホンマイクなしでスマホやタブレットを何かに立てかけたり、パソコンでオンラインレッスンを受けようとするとマイクやスピーカーとの距離が離れてしまいます。物理的に離れてしまうことでどうしても発話・受話ともに音質が落ちてしまい、雑音が入ったり音声がクリアでなくなったりしてしまいます。
ヨガやピラティスといった身体を動かすタイプのオンラインレッスンの場合は身軽なイヤホンマイクを、英会話の場合はどちらでも、楽器や歌の場合はヘッドセットを入手することをおすすめします。
※ヘッドホン(楽器/ボーカルのレッスンの場合は推奨)


これからご紹介するのはヘッドホンと外部マイクを別々に揃えて使用する方法です。
楽器/ボーカルのオンラインレッスンを受講される方の中には、ヘッドセット・イヤホンマイクで飽き足らない方もいるかもしれません。特にアンプやパソコン等を通して使用するようなエレキギターや電子ドラム、電子ピアノといった電子楽器のレッスンはイヤホンマイクだと音圧、音量、音のダイナミクス、いずれも最低限のクオリティを満たすことが困難です。
そこで揃えたいのが「ヘッドホン」です。ヘッドホンもピンからキリまで多種多様なものがありますが、上記のような楽器を持っている方の多くはすで練習用/リスニング用/モニター用のヘッドホンを持っていると思われるのでそれを使用することで音声の質が改善します。
※外部マイク(楽器/ボーカルのレッスンの場合は推奨)


ピックアップや外部出力のない弦楽器/管楽器全般やボーカルのオンラインレッスンを受講する際になるべく揃えるべきアイテムが「外部マイク」です。おすすめは通信端末に接続して利用可能なUSB/Lightning端子に直挿し出来るタイプのものです。
DTM・宅録環境がある方はすでにお持ちのマイクをオーディオインターフェイス越しに繋いで利用すればOKです!
外部マイクを使うと音声がかなり改善されます。ある程度良いマイクを持っておくことで、オンラインレッスン以外にも録音やカラオケ練習、ひいては動画配信などにも活用出来るので楽器や歌のオンラインレッスンをご検討中の方/すでに受講中の方はぜひお試しください!
ウェブカメラ(使用する通信端末にカメラが付いていない方/楽器のレッスンの場合は推奨)


ほとんどのスマホとタブレットには最初からカメラが付いています。パソコンについても多くの機種がカメラを搭載しています。ですので基本的には不要ですが、もしお使いの通信端末にカメラが付いていない場合は、ウェブカメラを揃えることをおすすめします。
また、通信端末に搭載されているカメラで飽きたらない方や、手元や指元、顔などの動きが重要な楽器のオンラインレッスンを受講する方は、複数の角度から映像を見れるようウェブカメラを購入されるとレッスンが捗ります。
お互いの顔がある程度クリアに見える状態でコミュニケーションする方が話がはずみ、やりとりがスムーズになります。安くて2000円台から購入出来るのでぜひご検討ください!
まとめ


オンラインレッスンは通信端末とインターネット環境さえあればお手軽に受講出来るのが魅力の一つです。
コロナ禍の影響もあり、あらゆる種類の習いごとにおいてオンラインレッスンの提供が始まり、私の専門である歌や楽器のレッスンもオンラインで行われるようになりました。
そのため、音楽教室もヨガ教室も英会話教室もこぞってオンラインレッスンを無料で体験することが出来る体験レッスンを実施しているところが増えています。この記事では色々と道具を紹介したものの、気になったらまずは体験レッスンを受けてみてどんなものか判断するのがおすすめです。
オンラインレッスンが気に入り、受講するうちに音質や画質を改善したいと思えば外部マイクやヘッドセットを購入すれば良いので、この機会にお試しで体験レッスンを受けてみるのが良いのでは?というのが音楽講師/ミュージシャンである私の所感です。この記事の内容が参考になれば幸いです!
オンラインの体験レッスンを受けてみよう!


オンラインレッスンがどんな感じなのか、しっかりとサポートしてくれるのか、どんなレッスンをするのかetc…気になることがたくさんありますよね。それらを見極めるにはオンラインでの体験レッスンを受講するのがおすすめです。
楽器や歌のレッスンが初めてだと緊張してしまうかもしれませんが、オンラインレッスンだと自宅でリラックスしながらレッスンを受講出来るので対面レッスンより気が楽ですよ!
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