お手軽ボイストレーニングvol.4 エッジボイス

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「シャキッとした声が出ないんですよね・・」

「歌ってると声が裏返ってしまうんです」

こんな悩みを持っている方、いらっしゃるのではないでしょうか?

こんにちは!ボイストレーナーのmassuです。
「お手軽ボイストレーニング」、シリーズ第4弾はエッジボイスです。エッジボイスも非常に大事な練習で、しっかり目的や効果を意識しながらトライしてみてください。エッジボイスを練習することで、声帯の締まりが良くなったり、コントロールが柔軟になって声が出しやすくなります。

それに、エッジボイスは練習としても有益でありながら、実際の歌唱表現のテクニックのひとつとしても用いられるのが特徴です。

エッジボイスとは

エッジボイスとは、喉の奥でブツブツと弾けるようなざらついた声のことです。声帯を閉じた状態で発声することで、ホラー映画で聞き覚えのある、ちょっと気味の悪い声になります。

そう、映画「呪怨」で「あ″あ″あ″あ″あ″・・・」という声が出てきます。あれがエッジボイスなのです(この映像、見た目は怖いですが面白いのでぜひフルで見てみてくださいね!)

日本だと「呪怨ボイス」なんて言われるのですが、海外の情報に目を通すと「声帯をつまむ感じ」だとか、「ネコやライオンが「ガラガラ」のどを鳴らす感じ」といった表現をよく見ます。

 

エッジボイスの効果

エッジボイスと歌。一見何の結びつきもなさそうな感じがしますが、ざっとこのような効果があります。

  • 声帯の締まりが良くなる
  • かすれ気味な声、息もれ気味な声がしっかり出るようになる
  • のど周辺のリラックス効果がある
  • 高音を出しやすくなる
  • フレージング(歌い回し)の武器になる

 

これまでにお伝えしたリップロールやハミングと遜色ないくらい、万能な練習方法なのです。
エッジボイスの本質的な部分は「声帯の締まりを良くする」ことにあります。声帯の締まりが良くなることによって、声がしっかり出るようになり、それと同時の歌える音域も広くなるのです。

とはいえ、ただ呪怨ごっこをしていてもホラーでしかないので(笑)、ここからエッジボイスのやり方やコツ、色々な練習方法についてお伝えしていきます!

フレージングの武器になる、という点については歌唱表現のテクニックのひとつとして、別途記事を書くので興味のある方はそちらをご覧いただければと思います。

エッジボイスのやり方

「あー」と声を出す

ここは特に深く考えずに、普通に発声してみましょう。

声を出したまま、徐々に低くしていく

音を取れなくなるまで低くしていくと、息だけが漏れるか、もしくは「ガラガラ」とエッジボイスが出るようになります。

エッジボイスができない場合のコツ

現場で生徒さんを見ていると、スムーズに出来る方と、息が漏れていってうまく「ガラガラ」と鳴らない方がちょうど半分くらいに別れます。ただ、コツが色々とあるのでひとつずつ試してみながら、「声帯が締まる感じ」をつかんでいきましょう。

せき払いしてみる

エッジボイスを出そうと低い声を出していく際、最終的に息だけ漏れてしまうケースがあります。
そんな場合は、声を出さず息だけを吐き続けながら軽く「せき払い」するのがコツです。せき払いする時に動く場所、ここにゆっくり息を当てることでエッジボイスが出ればOKです!

うがいしてみる

エッジボイスの感覚は、先のせき払いの感覚に似ているのと同様、実は「うがい」の感覚にも似ています。一旦、水を口に含んでのどでうがいをしてみてください。そうすると、のどが「ガラガラ」と鳴りますね。

次に、息を吐きながらこれと同じ感覚で声を出すと、やはりエッジボイスが出ます。

息を口で吸いながら声を出してみる

エッジボイスを教える方の中には、こちらでアプローチする方も多いです。

実際にやってみると、吸う息がのどを通って否応なく声が出てしまう感覚がするかと思います。この感覚がする場所を、今度は吐く息で動かすつもりで声を出すことでエッジボイスができるようになります。

エッジボイスの色々な練習方法

「ガラガラ」のスピードを上げ下げする

はじめはエッジボイスを保つのに精一杯で、スピードを調整するのが難しいかもしれません。
エッジボイスを出し慣れてきたら、今度は「ガラガラ」のスピードを速くしてみたり、遅くしてみたりしてみましょう。ちなみに、速くしていくとあなたの低い声へ繋がります。

このことから、私は現場でエッジボイスを「低い声より低い声」と説明するのですが、実際は高音や裏声でもエッジボイスを練習することもあります。私はスピード調整を通してのどの感覚を研ぎ澄ませることにこの練習の目的や意図を設定しているため、ここでは高音や裏声のエッジボイスには触れません。

母音で発声する

てっとり早くエッジボイスをやるには「あ」が適していますが、とりあえずどんな音でも良いのでのどが「ガラガラ」する感覚を掴みましょう。そして、慣れてきた頃に今度は「あーえーいーおーうー」と、母音の発声とエッジボイスを掛け合わせてみてください。

そうすると、「ガラガラ」している辺りの部位が微妙に形を変え、母音を形成していることが分かります。このことに気づくと、自分が発声しにくい特定の発音や単語の存在に気づくことが出来るかもしれませんね。この辺の話は中〜上級者編になっていきますのでまたいつか触れてみたいと思います。

休みながらやる

上手く「カラカラ」させるコツが掴めないうちは、熱心に練習しがちです。その際、首全体に力をかけてしまい「のど絞め発声」になってしまうと発声に悪い影響を与えてしまいます。というか、強烈に疲れてしまいます。

適切なエッジボイスは、全然力感なく、そして息もれの感覚なく「ガラガラ」という音が出ます。

エッジボイスに限らず、声帯にフォーカスを当てた練習(シャウトや裏声などもこれに含まれる)は、技術習得の過程でのどごと、あるいは首ごと絞めてしまいがちなので注意して取り組んでみましょう。

まとめ

エッジボイスの効果と練習に関する今回の内容はいかがでしたか?
ボイストレーニングの世界では「呪怨ボイス」なんて言ったりもしますが、エッジボイスはただの薄気味悪い声ではなく、色々な効果やバリエーションがあるのです。

ここまで出てきたリップロール、タングトリル、ハミング、、どれもなんの気なしに出来てしまいそうな練習方法ですが、これらは全てやり方や効果、意図を明確にして行うことでより高い効果が得られます。

今回はあえて触れませんが、エッジボイスは歌唱表現のテクニックのひとつとしても用いられるので、特に洋楽が好きな方やR&Bが好きな方は練習をおすすめします。

Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)の”Love Yourself”の歌い出し”For all the time〜”、この”For”の「ふ」の音の前にエッジボイスが入っています。

あなたの好きなアーティストの曲にももしかしたら使われているかもしれないエッジボイス、ぜひお試しください!

 

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