こんな疑問を解決します。
本記事の内容
- 歌やカラオケが苦手な原因とは?
- 歌やカラオケが上手くなる方法 − 準備編
- 歌う前に気をつけるべきポイント・コツ
- 歌やカラオケが上手くなる方法 − 練習編
- 男女別!歌の練習におすすめな歌いやすい曲
本記事の筆者
この記事を書いている私は、これまでにプロ・アマ問わず100名以上のボイストレーニングを手がけてきた現役のボイストレーナーです。大手音楽教室のレッスンカリキュラム企画・立案などにも携わる傍ら、R&B、AOR系バンドのヴォーカリストとしても活動中です。
今回は、歌やカラオケが苦手で悩めるあなたに向けて、現役のボイストレーナー・ヴォーカリストである私がカラオケで歌を上手く歌うコツ・練習方法をご紹介します。
この記事を読んで、ぜひ歌やカラオケを楽しめるようになっていただければ嬉しいです!
歌やカラオケが苦手な原因とは?
あなたはなぜ、歌やカラオケが苦手なのでしょうか?
まずは、あなたが歌やカラオケが苦手な原因を把握することが重要です。それを踏まえることで、改善するためのポイントやコツ、最適な練習方法が明らかになるからです。
歌やカラオケが苦手な原因は、メンタル面と音楽面のふたつに分かれています。心当たりがないかチェックしてみてくださいね。
人前で歌う自信がない
歌は苦手ではないけれど、人前で歌うのは嫌!という方は多いです。もちろん、歌が苦手だから、当然人前で歌うのも嫌、という方も。
カラオケ屋さんに入ると、全員歌わなければいけない雰囲気が漂いますよね。
重い腰を上げて歌うと、今度はカラオケ独特の雰囲気や周りの人からの注目で緊張してしまい、思い通りに歌えないことも。
人前で歌う自信なんて身に付くのか・・・付きますのでご安心ください。メンタル面については、「マインドセット」と実際の練習の積み重ねで解決出来ます。
歌やカラオケに慣れていない
そもそも歌うことや、カラオケという空間に慣れていない方も多いのではないでしょうか?
日常で鼻歌を口ずさんだりお風呂で歌ったりする習慣がなかったり、カラオケ好きな友人知人があまりいないからカラオケに行く機会がないという。
このタイプの方は、自信がないとか歌が下手というより、シンプルに慣れていない=未知への不安、という要素が強いのです。歌うことや口ずさむことを習慣化していくことできっと上手に歌えるようになっていきますよ。
自分の声質に合わない選曲をしている
「好きなドラマの主題歌だから歌ってみたけど・・・」、「盛り上がるから曲を聴き込んでみたものの・・・」。
歌っていてなんだかしっくりこない、周りの反応が芳しくないという方は、ご自身の声質に合っていない選曲をしている傾向があります。
近年の人気アーティストの楽曲は、一般の方では出ないような高い声で歌う曲やテクニックが必要な曲が多く、無理して歌ってすぐにバテてしまうことも。
あるいは、女性が男性アーティストの楽曲を気にせず原曲のキーのままで歌うと、低いメロディが歌えないことも良くあります。
このタイプの方は、自分の声質が高めか低めか、強い声か柔らかい声かetc…自分の声質を把握して選曲することで歌が上手く歌えるようになります。
歌う曲をちゃんと覚えていない
「歌が苦手」、「音痴なんですよね」という方によくありがちなのが、「曲をちゃんと覚えていない」ケースです。
何回かさらっと聴いただけの曲を歌おうとして、ちゃんと歌えなくて苦手とか音痴とか言う方が少なからずいます。
歌以外のことに例えて考えてみましょう。
野球未経験者がバッティングセンターに行って2,3回素振りしてみただけで100km/hのボールを打てますか?
あるいは、料理のレシピを一読しただけで、二度見せず初めて手がける料理を作れますか?
普通に考えて無理なことを、なぜか歌ではやろうとしてしまいがちなのです。
曲や歌は、「聴き方」があります。曲をどうやって聴くか、歌をどうやって覚えるか。ちゃんとした聴き方でしっかり曲を聴き込み、歌を覚えることでちゃんと歌える方が結構多いんですよ!
音痴
とはいえ、実際に正しい音程を発するのが苦手な方もいますよね。
頭の中で思い描いている音程と、実際に声に出している音程にズレがあることを音痴と言います。
原因は色々とあるのですが、意外と多いのが後ほどお伝えする「リズム音痴」と、「自分の声が聴こえていない」ケースが多いです。
自分の声が聴こえていない、と言っても色々な段階があり、ほとんどの方は自分の声を聴く練習をして、頭の中で思い描いている音程と自分の声をすり合わせる練習(チューニング)をすることによって改善されます。
声が出にくい
歌が苦手という方で結構多いのが、声を出す際に喉や身体が力みすぎてしまい、声が出にくいケースです。
声は、吐く息によって声帯が振動することによって生じた音が、身体のあらゆる部分に響くことで作られます。
ですので、喉や身体が力んでしまうと、息や声帯がコントロール出来なくなったり、声が身体に響きにくくなってしまい、声が出にくくなってしまうのです。
このケースに当てはまる方は、いわゆるボイストレーニング的な練習と身体をほぐすストレッチ系の練習をすることで歌いやすくなっていきます。
リズムが取れない・リズム感がない
歌やカラオケが苦手な方で、実は多いのが「リズムが取れない・リズム感がない」ケースです。いわゆる「リズム音痴」というものですね。
音楽というのは、声であれ楽器であれ、必ず音程を付けて音を発します。
また、音を発するタイミングや長さを相性してリズムと言います。
リズム感がないと、声をどのタイミングで発し、動かせば良いのかが不確かになってしまいます。
音痴だと思っている人の中には、実は音程はキレイでリズム感は良くないという方が少なからずいるのです。
そんな方は、リズムトレーニングをすることでリズム感が養われ、歌も歌いやすくなっていきます。
歌やカラオケが上手くなる方法 − 準備編
歌やカラオケが上手くなる方法は大きく2種類あります。まずは、歌う前にやるべき準備や心構えについてです。
マインドセット
マインドセットとは、あなたの思考パターン、すなわち考え方のクセや傾向のことです。
歌やカラオケが苦手な方は「歌はセンスでしょ」と本気で考えている方が多いです。
「高い声が出ないのもセンスがないから、裏声が出ないのもセンスがないから・・・」
こう考えてしまいがちなのです。
しかし、ボイトレをすることで高い声や裏声を出せるようになります。
この記事をご覧頂いているあなたは、「どうにかならないのかなぁ・・・」とお悩みになっているのかなと思います。
私だけでもこれまでに数百人に渡る生徒さんをどうにかしてきているのでご安心ください。確かにセンスも大事ですが、それ以上に「変われる!」というマインドセットが重要なのです。
自分の声をしっかり聴く
さて、あなたが変わるために行う第一歩は、自分の声をしっかり聴くことです。
歌やカラオケが苦手な方は、自分が発する声をきちんと聴けていない場合が多いです。
ためしに、片耳を手で塞いで(耳の穴を指で塞いでもOKです)、好きな高さで「あー」と声を出してみましょう。
あなたがイメージした声と同じ声が聴こえますか?
自分の声がしっかり聴けていない方は、この時点で「おぉ!」となるはずです。
自分の声がどの高さでどんな声質なのか、声を出す際にもっと集中して聴くようにしましょう。
選曲を工夫する
歌やカラオケが苦手な方がやってしまいがちなのは、自分の声質や音域に合っていない曲を選び、歌ってしまうことです。
好きな曲を原曲のキーのまま歌って、高い声の部分で声が裏返ってしまった、という経験はありませんか?
自分の声質や音域に合った曲を選ぶことで、歌いにくさはなくなります。
そういう曲を自信を持って色々歌えるようになった頃に、音域が広い曲や高い曲、低い曲にチャレンジすることで歌が上手になっていきますよ!
「正しい曲の聴き方」で曲を聴き込んで歌を覚える
先ほどもお伝えしたように、歌やカラオケが苦手な方は曲や歌をしっかりと覚えていない方が多いです。
歌詞を覚えたり色々な練習をする前に出来ることとして、「正しい曲の聴き方」で曲を聴き込むことが重要です。
曲を聴き込む際に最も注目すべきは、歌のメロディライン(音程とリズム)です。
その他にも、どれ位のテンポで、どんな楽器がどんな演奏をしているか、どんな構成の曲なのかを耳で聴いて分析することも重要です。
曲を聴き込む際、通勤や通学の際に「ながら聴き」するのではなく、できれば家やカラオケ屋さんで部屋にこもって集中して聴いてみましょう。
歌が上手な人は、曲を細かくしっかりと聴き込んでいるから音程もリズムも正確なのです。
正しい曲の聴き方についてはこちらの記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
歌う前に気をつけるべきポイント・コツ
ここでは、歌う前に気をつけることで声が出やすくなるポイントやコツについてお伝えしていきます。
水分をマメに摂って喉を潤す
声にとって乾燥は大問題です。乾燥した部屋や状態で声を出し続けるのはNGです。
なぜなら、声帯は乾燥に弱く、喉を痛める原因となってしまうからです。
不幸なことに、カラオケボックスの部屋は乾燥していることが多いので、必ずマメに水分を摂るようにしましょう。
また、大人の方はお酒を飲みながら歌うのは注意しましょう。アルコールが声帯を乾燥させてしまったり、充血させてしまい、喉を痛める原因となるからです。
とはいえ、大人の場合は飲み会や打ち上げの二次会や三次会でカラオケに行くことが多いのでコントロールが難しいです。
止むを得ずお酒を飲まなければいけない雰囲気の場合は、なるべく音域が低めな曲を選んで歌うことをおすすめします。
身体をリラックスさせる
歌はスポーツと同様、身体がリラックスしていることでより楽に歌えます。
特にリラックスさせるべき場所は首と肩、次に顔です。
ここでは日頃の練習ではもちろん、誰かとカラオケやスナックに行った時にこっそり出来るようなリラックス方法をお伝えします。
声が出やすくなるストレッチに関して詳しく書いた記事も併せてご覧ください!
首・肩周りのストレッチ
まずは首を時計回り、半時計回りで5〜10回程度ゆっくりとグルっと回してみましょう。
首を回すことで余分な力やコリが取れ、リラックス出来ますよ。
次に、肩を前回り、後ろ回りで5〜10回程度ゆっくりとグルっと回してみましょう。
肩周辺の筋肉がほぐれると首が力みにくくなり、声が出やすくなります。
顔のストレッチ
顔全体を覆う表情筋が硬いと、口を開きにくくなるため、声が口の中に響きにくくなりなります。
また、声の音色が暗く、こもりがちになってしまうので声が出しにくくなってしまいます。
そこで、両指を使って顔全体をまんべんなくゴリゴリともみほぐすストレッチをしてみましょう。
人差し指、中指、薬指の3本で、頬骨のあたりから30秒程度かけてゆっくりと、顔面の各部位をもみほぐしていきます。
そのまま、首から鎖骨にかけてもみほぐしていくことで首のストレッチにもなるのでぜひ試してみてくださいね。
あくび
あくびは誰にでも出来る究極のリラックス方法です。
あくびをすることで、口の奥が広がり声が響きやすくなり、喉も開く効果があります。
声がこもりがちな方、喉がギュッと詰まってしまいがちな方は、歌う前にあくびをすることで力みが取れて声を出しやすくなります。
リップロール
リップロールとは、唇をプルプルと振動させながら息や声を発する、ボイトレで定番の練習方法です。
歌う前にリップロールをすることで、唇や表情筋、首周辺が振動することによって力みがほぐれ、声を出しやすくなります。
リップロールのやり方やコツ・練習方法などを詳しく記載した記事もぜひお読みください!
マイクを正しく持つ
実はマイクには正しい持ち方が存在します。
それはずばり、マイクを口に対して下でも上でもなく、右でも左でもなく、床と並行にして口元に構える持ち方です。
この時、マイクと口の距離は指4本分の距離より離れないように注意しましょう。
なぜこのようにマイクを持つか、それはマイクの網になっている部分(グリル)を外してみると分かります。
マイクの電源を切ってグリルを外してみると、声を集音するパーツが収納されています。マイクを使う上で重要なのは、グリル越しにそのパーツへ声をしっかりと届けることです。
マイクを通した声がブレずに安定して聴こえると、歌が上手く聴こえます。カラオケやスナックに行った際はぜひ意識してみましょう。
歌やカラオケが上手くなる方法 − 練習編
ここまで、歌やカラオケが上手くなるための心構えや準備についてお伝えしてきました。
これらを実践するだけでも声は出しやすくなるのですが、ここでは独学でも気軽に出来る練習方法についてお伝えしていきます。
最も確実な練習方法は、歌うことを習慣化すると同時に、自分の声をしっかりと聴くことです。
自分の声を聴き慣れることで、歌やカラオケの苦手意識が少しずつ薄れていきますよ!
ヒトカラで練習する
歌やカラオケが苦手な方は、歌やカラオケに慣れていない場合が多いです。
そんなあなたには、カラオケボックスでヒトカラで練習することをおすすめします。
私の生徒さんの中には、ボイトレと別でヒトカラで練習に励む生徒さんが一定数います。そんな生徒さんはグングン歌が上手になっていく傾向にあります。
ヒトカラで練習するメリットは、自分のペースで歌うことが出来、声を出し慣れることです。
週に1回、1時間だけでも一人でカラオケに行って歌ってみることで、声を出し慣れ、歌が上手になります。
また、カラオケの端末の使い方やマイクを持って歌うことに慣れることで、誰かとカラオケに行く時も焦らずに歌えるようになるのもメリットですよ。
歌うための姿勢・ポーズを取る
実は、歌うのに最適な姿勢・フォームが存在します。
適度の重心でバランスを取り、いくつかのポイントに注意することで声を出しやすくなります。
まずは、足を肩幅位に広げます。
次に、膝を少しだけ「カクッ」とゆるめます。膝をゆるめることで、上半身の力が抜けるのです。
次に、足の重心をほんの少しだけつま先寄りの重心にしてみます。つま先寄りの重心にすることで、お腹に必要な力を入れやすくなると同時に、胸や肩、首の力が抜けやすくなります。
そして、首が前傾しすぎないよう、あごを少しだけ下へ引いてみましょう。この時、目線が床に落ちないよう気をつけます。
この姿勢・フォームで歌うことで声が出しやすくなるのでぜひ練習してみましょう!
声を出し慣れる、歌を歌い慣れる
ヒトカラで練習するくだりでもお伝えしましたが、歌やカラオケが苦手な方はそもそも声を出し慣れていない、歌を歌い慣れていない方が多いです。
日頃英会話しない方が、突然外国人に話しかけられてとっさに英会話出来ないのは当然ですよね。
歌も同じで、声を出し慣れていない、歌を歌い慣れていないと当然歌いにくいのです。
そこでおすすめなのは、お風呂に入ったり洗い物をしたりしながら下手でも良いので歌を口ずさむことです。
ハミング(鼻歌)でも良いですし、適当な歌詞でも良いので、歌を口ずさむことで歌い慣れていき、声が出やすくなってきます。
腹式呼吸を覚える
声が出にくい、息が続かないという方は、吐ける息が弱い傾向があります。
そんな方はもちろんですが、歌を歌う際には腹式呼吸を覚えて吐く息を上手くコントロールすることが重要です。
腹式呼吸が出来ると、吐く息のコントロールがしやすくなり、歌声が安定するので音程もキレイになります。また、吐ける息の量も増えるので声量も向上します。
そんな腹式呼吸ですが、平たく言うと息を吐く際はお腹(おへそ周辺)を凹ませ、息を吸う際はお腹を膨らませるイメージで行う呼吸法です。
詳しくは腹式呼吸のやり方を解説した記事で解説していますが、一つだけとっておきの練習方法をお伝えします。
立った状態から前屈みになり、腕をぶらんぶらんとさせてみましょう。
その状態で、何も考えずに地面に向かって息を吐いていきます。この時、お腹は斜め上に向かって凹んでいきますね。
息を吐き切ったら、前屈みのままで今度は鼻から息を吸ってみましょう。この時、お腹が風船のように膨らんでいきますね。
この動きこそが腹式呼吸です。この動きを立っている時でも常に出来るよう、練習してみてみましょう。
音程を正しく歌う練習をする
音程を正しく歌う練習の中でも、特に取り組みやすい練習方法を2つお伝えしますね。
手を動かしてメロディの移動を捉える
音程がどれくらいの幅を移動するのか、具体的にイメージ出来ていないと音程がズレてしまいがちです。
この時、手を上下に動かすことで、特に音程が離れたフレーズが歌いやすくなります。
DAMのボイトレコンテンツで音程の練習をする
カラオケ機器で最も見かけるのがDAMというメーカーの機械です。
その中でも「LIVE DAM」という機種には、なんとボイトレが出来るコンテンツが収録されています。
精密採点のように音程がゲージで表示され、それに合わせて色々な練習フレーズを歌うコンテンツなのですが、これは音程の練習に最適です。
自分の声が音程のゲージ通りに出せているか、よく確認しながら練習フレーズをこなすことで音程が正確になっていきます。
※「こぶし」の練習をする動画がDAMの公式チャンネルで出ているので参考までにご覧くださいませ!
リズムトレーニングをする
リズムトレーニングはそれだけでも本が書けるほど奥深い世界なのですが、その中でもシンプルなのを一つだけお伝えします。
まず、歌いたい曲、できればテンポが速すぎず遅すぎない曲を用意してください。
次に、曲のリズムに合わせて手で脚をパシパシと軽く叩いてみましょう。
次に、歌を歌いながら曲のリズムに合わせて脚を同じように叩いてみましょう。
さらに、歌を歌いながら手を叩くリズムを半分に減らしてみましょう。
そして、歌を歌いながら、今度は手を叩くリズムを元の倍に増やしてみましょう。
これが出来れば歌を歌うタイミングが取りやすくなり、歌が上手に歌えるようになります。
リズムトレーニングについてはこちらの記事に詳しく記載しているのでご参照ください!
男女別!歌の練習におすすめな歌いやすい曲
ここでは男女別に歌の練習におすすめな歌いやすい曲をいくつか紹介します。
歌やカラオケが苦手な方が練習で取り組むと良い曲は、音域が狭めかつ低めな楽曲です。
また、テンポが速すぎず遅すぎない、ゆったりとした曲調の楽曲は余裕を持って歌えるのでおすすめです。
こちらの記事でも歌の練習におすすめな歌いやすい曲を紹介しているのでぜひご覧くださいね!
福山雅治 – 家族になろうよ
まず紹介するのは、男性にとって歌いやすい名曲を数多く生み出している福山雅治さんの「家族になろうよ」です。
この曲はテンポがゆったりしていて、音域もあまり広くないので歌の練習には最適です。
浦島太郎(桐谷健太) – 海の声
俳優・桐谷健太さんが歌う「海の声」はauのCMで起用されて話題となった有名曲です。
三線の音色が素敵なこの曲はテンポがゆっくりで、近年流行った名曲の中でも特に音域が狭いので歌の練習には最適です。
サビは皆が知っているのでカラオケでは皆で一緒に歌って盛り上がるのもアリですよ!
あいみょん – マリーゴールド
低い声が魅力的なあいみょんの名曲、「マリーゴールド」は最近の人気曲の中でもダントツで歌いやすい女性曲です。
リズムや歌い回しが多少ややこしいものの、音域はさほど広くないので歌の練習にはもってこいの楽曲ですよ。
木村カエラ – リルラ リルハ
木村カエラさんはキャッチーで歌いやすいメロディーの曲をたくさん生み出しているアーティストです。
そんな彼女の曲の中でも、「リルハ リルハ」はカラオケの定番曲として幅広い年代の方々に歌われています。
音域が狭くリズムもゆったりしているので、歌やカラオケが苦手な女性の練習曲としておすすめです。
ボイストレーニング(ボイトレ)すると歌は上手くなるの?
私はボイストレーナーなのでもちろん答えはYES!です。
私の元には日々、歌が苦手な方々がボイトレに訪れます(上手い人だけじゃないんですよ)。
発声理論に基づいた練習を通して徐々に声が出やすくなっていき、2〜3ヶ月も経った頃にはヒトカラで練習するようになります(この頃には歌うのが好きになっている)。半年〜1年経った頃には歌える音域も広がり、テクニックと自信も身について上手く歌えるようになっていきます。
ボイストレーニングに懐疑的な方も一定数いますが、ボイトレは医学やスポーツ科学、音楽理論に基づいています。たとえば、私のレッスンでは、医学やスポーツ科学、音楽理論に基づいた発声理論をなるべく簡単に噛み砕きながら練習や実践に落とし込んでいます。
ボイトレは筋トレや英会話と同様、科学に裏打ちされた理論と練習を通して歌も上手くなるのです。歌を上手く歌えるようになりたい方はボイストレーニングを受講することをおすすめします。
ボイストレーニングのスクール・教室探しのコツや見極めるポイントについてはこちらをご覧ください!
まとめ
今回は歌やカラオケが苦手な方へ向けて、主にカラオケで歌を上手に歌えるようになるためのコツやポイント、心構えや練習方法についてお伝えしてきました。
まずは適切な選曲をして、「正しい曲の聴き方」でしっかりと曲を覚え、歌声を出し慣れることをおすすめします。
その上で、ストレッチをしてみたり腹式呼吸や発声練習をすることで歌が上手くなり、自信を持って人前でも歌えるようになります!
歌は心構えに準備、そして練習で必ず上手くなるのでぜひこの記事で取り上げた内容を実践してみて歌ウマを目指しましょう!